水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

半魚人・1

2005-06-06 22:40:03 | Weblog

ワシは幾度も目からウロコが落ちる。
あまりに多いので変だと思っていた。
そして、気づいた。
ワシは・・・半魚人だった。

十代の終りから精神世界という怪しい世界を観た。
あるいは「観た、と勘違い」してきた。
ウソや勘違いが判断しにくい世界だ。
理解段階の違いで観えるモノが変化する。
「これが真実!」などと力んでしまう。
困ったもんだなぁ・・・

怪しいけれど、ウソだけでもないようだ。
知ると世界の観方が変わる。
いろいろが解決することもある。
かえって迷うこともある。

知ろうが知るまいが、迷うのは同じ割合だ。
ここが観えないと迷っていることにも気づかない。
精神世界スキスキ人間の陥りやすい点だ。
知ったことで、自分が一段高くなったと錯覚する。
精神世界は錯覚だらけの世界だ。

後年、二人の御師匠様と御縁をいただいた。
すると、ポロポロ、ボロボロとウロコが落ちる。
目だけじゃない。
耳も(それは・・・ミミクソ・・・)
身体も(それは・・・アカかもしれない)

落ちるウロコが沢山あるのなら、
ワシがウロコだらけ(アカも)だったのは事実だ。
「ワシ、未だ、人間じゃなかったのか・・・」
そう思っていた。
ならば(マトモな)人間になるのが目標だと思っていた。

ある時、この世の仕組みがヒネクレだと知った。
神もヒネクレていると知った。
ヒネクレはワシの得意分野だ。
体質として持っている。
「そうか、ワシは神に選ばれた子なのかぁ」

とは思わなかった。
理由は謙遜でも、冷静だったからでもない。
(ヒネクレた性格だけで神の子とは思わんな、普通)
堕落した人でいる方が楽だからだ。
偉く立派になんて、絶対、絶対なりたくない。
普段使わない根性や努力を使っても、グレてやる。

「人間じゃなくてもいいやぁ」
実は、そう、思ったのだ。
この地球上には多種多様な存在がある。
人間が特別に偉いわけでもなさそうだ。
むしろ・・・偉くない方の優勝争いをしているかも。
「人間以外でもいいやぁ」


(本館は http://iiki.desu.jp/  「氣の空間・氣功療法院」
コメント
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