コーネリアス・K・飯田氏は、
アメリカのカーター、レーガン両元大統領に
大統領付外交通訳官として
10年に渡る歴史を歩んでこられた
アリゾナ在住の人である。
当時の日本の中曽根元首相とも面識が深い。
今回は、IBS外語学院特別講演会講師として
お話をして頂くことになった。
ダグラス・マッカーサーが
日本統治の最高司令官として日本の地を踏み、
天皇陛下にお会いした時、
「戦争の全ての責任は誰の責任でもない。
全て自分ひとりの責任である」
というお言葉に、鳥肌が立つほどの感動を覚え、
「今日は、東洋一のジェントルマンにお会いした」
と伝えられている。
マッカーサーをこよなく尊敬し、
上杉鷹山(江戸中期、米沢藩第九代藩主)を
日本一の政治家として尊敬していたケネディ大統領も、
武士道に触発されたルーズベルト大統領も、
レーガン大統領も、カーター大統領も、
日本という国の素晴らしさを心から感じていた。
大統領が感じていた、日本人が持つ
エトス:勤勉、誠実、譲り合い、思いやり、慈しみは、
日本人の心の中にしっかりと残っているはずであり、
その心の遺伝子を取り戻して欲しいというメッセージだった。
反省と同時に、希望が見えてくる。
日本は、地球村の希望である。
明治維新前後の日本の歴史まで遡り、
もう一度日本を見直して欲しい。
脱亜入欧を唱えた福沢諭吉の教えには、
大きな過ちがあった。
今の時代は、脱欧入亜、
日本を取り戻す時代かもしれない。
もともと持っていた慈しみを取り戻す必要があるから・・・。
90分の講演が、2時間を越えるものとなった。
慈しみそのものが体からあふれ出すような紳士だった。
70名を超える聴衆と共に、
学院内の狭い教室一杯に、
コーネリアス氏の温かい心の波が溢れていった。
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Pan E I HTWE さんは、
鹿児島西ロータリークラブが推薦する奨学生。
教理情報学科の中の統計学を専門に研究している。
先頃のサイクロンの猛威で大被害を被った、
あのミャンマーからの留学生だ。
幸いにも、彼女の身近な人々で、死傷者はでなかったが、
自宅はかなり被害を受けたそうだ。
日本に来てから、もう一年と4ヶ月になるが、
まだ、一度も帰国していないという。
故郷を思う心は誰よりも強い....でも.....
ミャンマーの軍事政権国家を生き抜くには、
本音と建前を上手に使い分け、
親兄弟、家族の命を一番に考えなければいけない。
愛嬌いっぱい、一生懸命のパンさんだが、
笑顔の裏にある、どうしようもない現実が、
父や母の時代の日本の悲哀と重なった。
世界は簡単には語れない。
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