KONA WIND-南の風- iBS学院長・南 徹ブログ

アメリカ人に英語を教えていた日本人が外語学院を作った。その学院長が、日本を、世界を斬るブログ!!

ファミリー

2008-05-03 00:05:50 | インポート


自己中心的で、忍耐力に欠け、
感情コントロールができず、ネガティブで、
生きる価値を見出すことに苦み、
寂しい毎日を過ごしている人々を見ることが多い。
同じ環境の中で、同じ仲間と、
濃いも薄いも噛み締め、
互いを思いやりながら、
忍耐を持って、共に生きて行くという
社会のあり方が消えてしまったからだ。
ファミリーの消滅だ。
悲しみも喜びも共有するという心の在り方が
理解できなくなったからだ。
ファミリーとは、
全てを分かち合いながら共に生きていく組織体だ。
家族であっても、縁と絆を柱に
喜びも悲しみも共有して生きていこうと思わなければ、
ファミリーではない。
ただの血縁関係だ。
「遠くの知人より近くの他人」という考え方がある。
家族でも、恋人でも、友人でも、
離れてしまうと、身も心も遠のいてしまう。
どんなに愛した人でも、
別離すれば、記憶から消えていく。
少なくとも、以前のような想いを取り戻すことは難しい。
人間は、忘れることで、
心の苦しみを開放できる動物だからだ。
しかし、いつも忘れることだけで生きていくと
最後は、寂しく孤立していくことになる。
あなたが誰かを必要か否かは、
あなたが決めるのではなく、
あなたの目の前にいる人が決めるのである。
あなたの目の前の人があなたを必要と認めたとき、
ファミリーが生まれる。
だから人は、ファミリーとして受け入れてもらえるよう努力する。
ファミリーとは、友情も、結婚も、家族も超えて、
互いに支え合う力だ。
思いやりの力だ。
日本の歴史には、城という形があった。
城の中で生きていた人々は、互いにファミリーであった。
素晴らしいファミリーの姿を形成していた。
人は人によって人となるという方程式が生きていた。



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