昨年末は、一之瀬川の一部と彦山川の中ほどまで入って、2019年最後の探石を試みたが、殆ど収穫は無かった。
今年は元旦から正月の3ヶ日は、寒波も無く穏やかな好天に恵まれたので、2日に昨年末にスルーをした一之瀬川の川原の内、ずっと気になっていた道ヶ野( どがの )の川原と、日向から火打石にかけての隠れた川原に入ってみた。
探石はしたものの、やはり気を引くような転石はみられず、デジカメによる風景撮影と、梅林石( ばいりんせき )の原岩を少し拾って、半日程度で帰宅した。
道ヶ野から火打石までの川原は、かなり梅林石の転石はあるものの、表面が巣立ち状なので、芯出し研磨をしない事には、紋様石としての鑑賞石にはならない。 程よい転石を探すのと、その仕上げ作業が他の研磨石と比べてはるかに大変であるが、削り出しをすることによって、見ごたえのある紋様が現われないとも限らない。
これまでに、かなりの梅林石の芯出しを試みたが、名石と呼べるようなものは、1年に一石得られるかどうかであった。
巷に梅林( うめばやし )が殆ど見られなくなった昨今、季節柄 「梅林石」 が素人目にも気を引くのは確かである。 伊勢市内で梅林の見られる場所と言えば、小俣町の 「離宮院公園」 ぐらいで、ほかでは横輪町の雑木に混じって、梅の木がちらほら残っているだけである。
かつては梅の木は、桜やイチョウ、楓、ビワ、柿の木などと共に、市街地にもふんだんにあり、特に小広かった旧家の庭などで、少年の頃によく見かけたちょっとした梅林は、立木がすっかり切られて、昨今は駐車場になってしまっている。
今年も、探石でのスタートとなってしまった。 一之瀬川支流の小萩川も、大紀町の藤川の源流付近も、その後ずっと気にはなっているが、狩猟が終わらない事には山奥や谷間には深入りは出来ない。
この2020年は、我輩も子年( ねどし )生まれの「年男」なので、何か良い事があればと祈るのみである。
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