東海地方も、7月中旬の後半になって、どうやら梅雨が明けた。 伊勢地方も、この処ずっと夏日の好天が続いている。 例年なら、志摩の海岸や奥伊勢地方の河川に出向くのだが、先月の下旬より持病の「腰椎間板ヘルニア」が悪化したのか、3年前の「コロナ・ワクチン」の接種後に生じた右足指のシビレ麻痺に加え、腰痛と右脚の痛みが突発し、今月の初めに通院をし、「MRI」にて診断をしてもらった。 その結果、既に2箇所飛び出していた腰の椎間板以外にも、さらにその下に1箇所新たに突出していた。 背骨の変形や損傷は皆無であったのに、そのせいか右脚痛がひどくなり、処方をして頂いた2種類の痛み止め薬の投薬でも止まらずに、歩行には杖が欠かせなくなり、連日かなり難儀をしている。
幸い正座も含め座り仕事は、痛みを伴わずに極く普通に出来るので、この際に収蔵コレクションの鉱物標本と水石の整理に加え、かつて現職の頃に教材として数多く作成をした、地学関係の資料プリント類や撮影写真、蔵書等を引っ張り出し、再見しながら処分ものの仕分けに取りかかった次第である。
例年なら、夏場に頻発していた腰痛も、1~2週間程度の傷み止め薬の投薬で治まっていたのだか、今夏はなかなか痛みが引かずに、自宅でのリハビリ( 左右にそれぞれ3㎏ずつの「鉄アレイ」を紐で吊るし、ベルトに繋いで午前と午後に1時間ずつ腰を引っ張っている )と共に、歩行には必然的にかなりの痛みが伴うので、コルセットを腰に巻き、杖の携行を余儀なくされている。
そんな訳で、近距離の五十鈴川ですら見回れずに、やきもきしながらも食料の買い出し以外には外出を避け、もっぱら室内での生活に終始している。 痛みやストレスの解消には、一番楽な姿勢で寝転びながら、読書とパソコンでニュースなどの動画を見ているより仕方がない。
7月になって、オンボロになった自家用車( マニュアル・シフトの日産ラシーン )の車検が何とかクリアし、買い物など短距離の車の運転は、シートベルトの着用には何ら問題は無く、さしたる腰痛等も感じずに、ほぼ普通に走行が出来るので助かっている。
さて、今月のブログは、整理中の資料プリントや消滅をした地形・露頭等の写真の中から、注視したものを数点選んで掲載を致しました。
1.三重県下の主な金属鉱山( 鉱山跡を含む )の分布図( 教材用の1枚物のプリント )
2.松阪市伊勢寺町、堀坂山雲母谷と珪・長石鉱山跡へのルート地図( 採集会用の1枚物のプリント )
3.新聞記事「松阪市周辺の活断層の検証」( 1995年6月5日の「夕刊三重」より )
4.かつて志摩市大王町、米子の浜にあった「巨大な海食洞門」の写真( 現在は、平成初期の台風で
崩落して消失 )
5.鳥羽市「神島の小規模なカルスト地形」( 石灰岩のカレンフェルドで、神島の名所の「不動岩」 )
6.かつて名張市滝之原にあった「名張鉱山」( 上:潅水法による採掘風景・下:含チタン鉱砂の貯鉱場 )
7.伊勢市宇治館町、掘削工事中の「五十鈴トンネルの入口」の風景( 蛇紋岩に伴う方解石の美晶洞や、霰石
の巨大脈が廃石中に多産 )
8.丹生鉱山・日ノ谷坑の「坑内の水銀鉱脈を含む岩盤の写真」( 昭和63年11月8日、学生時代に入坑して撮影 )
以下は、英虞湾の朝・夕の風景写真です。