伊勢すずめのすずろある記

伊勢雀の漫歩…。
 伊勢の山々から志摩の海までの、自然史スポット&とっておき情報など…。
  感性の趣くままに-。

梅雨明けの7月も下旬となったものの、体調不良で現職の頃に作成の資料や写真などを整理。

2024年07月24日 | 随筆・雑感・回想など


北志摩の最北端、志摩市阿児町 「安乗岬の海景」( 海岸地形 )

 東海地方も、7月中旬の後半になって、どうやら梅雨が明けた。 伊勢地方も、この処ずっと夏日の好天が続いている。 例年なら、志摩の海岸や奥伊勢地方の河川に出向くのだが、先月の下旬より持病の「腰椎間板ヘルニア」が悪化したのか、3年前の「コロナ・ワクチン」の接種後に生じた右足指のシビレ麻痺に加え、腰痛と右脚の痛みが突発し、今月の初めに通院をし、「MRI」にて診断をしてもらった。 その結果、既に2箇所飛び出していた腰の椎間板以外にも、さらにその下に1箇所新たに突出していた。 背骨の変形や損傷は皆無であったのに、そのせいか右脚痛がひどくなり、処方をして頂いた2種類の痛み止め薬の投薬でも止まらずに、歩行には杖が欠かせなくなり、連日かなり難儀をしている。

 幸い正座も含め座り仕事は、痛みを伴わずに極く普通に出来るので、この際に収蔵コレクションの鉱物標本と水石の整理に加え、かつて現職の頃に教材として数多く作成をした、地学関係の資料プリント類や撮影写真、蔵書等を引っ張り出し、再見しながら処分ものの仕分けに取りかかった次第である。
 例年なら、夏場に頻発していた腰痛も、1~2週間程度の傷み止め薬の投薬で治まっていたのだか、今夏はなかなか痛みが引かずに、自宅でのリハビリ( 左右にそれぞれ3㎏ずつの「鉄アレイ」を紐で吊るし、ベルトに繋いで午前と午後に1時間ずつ腰を引っ張っている )と共に、歩行には必然的にかなりの痛みが伴うので、コルセットを腰に巻き、杖の携行を余儀なくされている。

 そんな訳で、近距離の五十鈴川ですら見回れずに、やきもきしながらも食料の買い出し以外には外出を避け、もっぱら室内での生活に終始している。 痛みやストレスの解消には、一番楽な姿勢で寝転びながら、読書とパソコンでニュースなどの動画を見ているより仕方がない。

 7月になって、オンボロになった自家用車( マニュアル・シフトの日産ラシーン )の車検が何とかクリアし、買い物など短距離の車の運転は、シートベルトの着用には何ら問題は無く、さしたる腰痛等も感じずに、ほぼ普通に走行が出来るので助かっている。

 さて、今月のブログは、整理中の資料プリントや消滅をした地形・露頭等の写真の中から、注視したものを数点選んで掲載を致しました。


 1.三重県下の主な金属鉱山( 鉱山跡を含む )の分布図( 教材用の1枚物のプリント )

教材用プリント 「三重県の主な金属鉱山の分布図」


 2.松阪市伊勢寺町、堀坂山雲母谷と珪・長石鉱山跡へのルート地図( 採集会用の1枚物のプリント )


巡検用のプリント地図 「堀坂山の雲母谷と珪・長石鉱山跡へのルート」


 3.新聞記事「松阪市周辺の活断層の検証」( 1995年6月5日の「夕刊三重」より )

現職の頃に、取材を受けた 「松阪市内の活断層検証についての新聞記事」


 4.かつて志摩市大王町、米子の浜にあった「巨大な海食洞門」の写真( 現在は、平成初期の台風で
   崩落して消失 )
かつて志摩市大王町の米子浜にあった 「巨大な海食洞門」


 5.鳥羽市「神島の小規模なカルスト地形」( 石灰岩のカレンフェルドで、神島の名所の「不動岩」 )


鳥羽市 神島の小規模なカルスト地形 「カレンフェルド」( 不動岩 )


 6.かつて名張市滝之原にあった「名張鉱山」( 上:潅水法による採掘風景・下:含チタン鉱砂の貯鉱場 )

稼行当時の 「名張鉱山」 の潅水法による 「含チタン鉱砂」 の採掘風景


稼行当時の名張鉱山の 「含チタン鉱砂の貯鉱場」


 7.伊勢市宇治館町、掘削工事中の「五十鈴トンネルの入口」の風景( 蛇紋岩に伴う方解石の美晶洞や、霰石
   の巨大脈が廃石中に多産 )

掘削工事中の 「五十鈴トンネル」 の入口 ~ 昭和40年頃に撮影


 8.丹生鉱山・日ノ谷坑の「坑内の水銀鉱脈を含む岩盤の写真」( 昭和63年11月8日、学生時代に入坑して撮影 )


丹生鉱山・日ノ谷坑の坑内の 「水銀鉱脈」 を含む岩盤



 以下は、英虞湾の朝・夕の風景写真です。

志摩市浜島町より眺めた 「英虞湾のサンライズ」 の海景


志摩市大王町、登茂山より眺めた 「英虞湾のサンセット」 の海景

コメント
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