伊勢すずめのすずろある記

伊勢雀の漫歩…。
 伊勢の山々から志摩の海までの、自然史スポット&とっておき情報など…。
  感性の趣くままに-。

春爛漫、伊勢の市街地にも桜が満開となった!

2018年03月31日 | 随筆・雑感・回想など


度会橋すぐ北側の、宮川堤の満開の桜 ~ 3月30日の午後撮影

 今年は、新年の一月から二月にかけて例年に無い程の寒波に見舞われ、三月に入っても彼岸過ぎまで、早春には程遠い寒さの身に染み入る日々が続いていた。
 下旬の半ばになって、やっと南の高気圧に覆われ、春らしいホカホカとした晴天となり、日本各地から桜の開花が伝わる中、伊勢の市街地の桜も一気に咲き始めた。


自宅のすぐ裏の、勢田川沿いの早咲きの桜 ~ 3月22日の朝撮影


 自宅のすぐ裏の勢田川沿いの早咲きの桜も、彼岸前に咲き始め、満開を過ぎて花吹雪が舞い、月末となった今はもう散ってしまい、葉桜に変わりつつある。
 伊勢市の桜の名所と言えば、まず宮川堤である。 度会橋の南北に続く宮川右岸の桜堤は、乱れ咲く程に今が満開で、連日花見の行楽客で大変な賑わいである。


度会橋すぐ南側の、宮川右岸の満開の桜堤 ~ 3月30日の午後撮影


 さて、先月はいろんなことがあり、随分多忙であったし、インフルエンザも流行し、寒さに閉口して殆どフィールドには出向いていない。
 今月も彼岸前になって、寒さに堪えながら、お墓参り用のシキビを切りに度会町の山に入ったきりであるが、その間に伊勢から松阪と、志摩にかけての古書店や古道具屋、リサイクル・ショップなどを訪ね歩き、資料物の古書や古レコードを探して来た。

 松阪市船江町の大型店舗「マーム」の3階に、伊勢にあった古書の大型店「万陽書房」が移ったらしいと聞いたので、行ってみたら別の店「伊勢古書堂」となっていた。 経営者も変わった感じであるが、店の規模は県内最大であろう。 文庫本やコミックから一般書、郷土誌類に古い資料物と、良い本が所狭しと豊富に書架にぎっしりと並んでいた。


数十年来探書であった「三重縣の地學」


 ここでは、3時間ほどかかって資料物をくまなく見せてもらった処、数十年来ずっと探し続けていた探書の「三重縣の地學」(荒木慶雄 著、昭和25年・アサギ書房発行)を見つけ、さらに「志摩の自然-伊勢志摩国立公園自然科学調書」(1965年・編集発行 三重県)も見つけて、即この二冊を買い求めた。


偶然に見つけた「大内山それよい節」のEP


 他では、松阪手前のリサイクル・ショップで、EP盤レコード「大内山それよい節」(ふる里の民謡、三国節とのC/W・コロムビアレコード)を偶然に見つけ、さらに伊勢市河崎の勢田川左岸の旧河崎問屋街通りの中ほどにある、「古書店 ぽらん」にて郷土歌謡のEP盤レコード、宮本さゆりの「志摩の恋唄(B面)」(東芝EMI)と「鈴鹿馬子唄」(民謡、箱根馬子唄とのC/W・東芝レコード)を見つけて、それぞれ買い求めた。

 暇な時に古書店や古道具屋、古レコード店などを見回るのは、時間を忘れてしまう程、実に楽しいものである。 探し物以外にも何か面白い書物やレトロな古道具、希少盤レコードやソノシート、珍しい刷り物などの印刷物、が見つかるかも知れない期待感と好奇心を堪能出来る。
 お金に余裕は無いが、たまには何かいい事もなければと思う次第だ。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする