伊勢すずめのすずろある記

伊勢雀の漫歩…。
 伊勢の山々から志摩の海までの、自然史スポット&とっておき情報など…。
  感性の趣くままに-。

志摩の海浜で見つけた漂礫の紋様石

2019年06月29日 | 石のはなし
「稲妻模様入りの漂礫」 2個のジャケット

 志摩の海岸 …。 志摩市大王町名田の 「大野浜」 は、地山 (じやま) が出鼻となって海に突き出した岩場 (荒磯・海食崖) の間に、弧状を成して広がる、全長 200m 程のこじんまりとした砂礫の海浜である。


誰もいない「真夏の大野浜」


 夏場には、時折海女漁が見られるが、地元民もあまり来ず、釣り人や遊泳者も滅多に無く、ひと気の少ない静かな場所である。


置物にした「きれいな断層石」


 大野浜については、既にこのブログに何回か取り上げ、層内断層入りの漂礫のほか、稲妻模様や層内褶曲の見られる漂礫、きのこ石や黄色玉石などと共に、幾つかのきれいな紋様石も紹介をしてきたが、その後拾い集めた紋様石の中から、特に際立ったものを掲載する次第だ。 ( 掲載写真の漂礫のサイズは、全てこぶし大程度か、それ以下である )

階段状の層内断層の示す「稲妻石」3個

「層内褶曲」の露れた漂礫


「層内断層」の露れた漂礫


「鉄床状の積乱雲と白い稲妻」の紋様石

人物模様など「ちょっと面白い漂礫」3個

数字の1と漢数字の二(数字石)

枯野のような「ピクチャー・ストーン」


「幽界の人物」のようなピクチャー・ストーン


「鬼火」のようなピクチャー・ストーン

動物模様(狐?)のような紋様石

 梅雨のまっ只中のぐずついた蒸し暑い日々が続いた、初夏の6月もいよいよ終わりである。 巷の雑木林では、梅雨の晴れ間にはニイニイ蝉が鳴き始めた。
 今夏もまた大野浜に行きたいと思っている。 ここは何といっても、実に楽しい我輩の志摩の遊び場なのである。


「たなびく白煙」のような紋様石

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする