桑の実

　職場にある桑の木の実が、先週から色づき始めました。今朝、すっかり黒くなった実が目に止まったので、帰り際に両手に２杯分ぐらいの実を採ってきました。
　半分は友人シロウタへ。桑の実が欲しい！と言い張る人っていうのはあまりいないものです。

　桑の実はマルベリーとも呼ばれます。血液の酸化を予防する作用のあるアントシアニンが含まれていることから最近は注目され、新種改良も進んでいます。「桑」というと日本の山奥を思い出すのに、「ベリー」って言われると途端にオシャレっぽくなるのはなぜ？
　桑は木苺と違って、酸味や芳香があまりありません。果実の利用法を調べると、生食のほかはジャムとゼリーが圧倒的。焼き菓子に練りこんであったりするのは、すべて葉の部分だそうです。そういえば「桑茶」とかありますもんね。
　生食すると、ほのかな甘さに種のプチプチとした食感があります。口は真っ赤になりますね（笑）けっこう美味しいと思うのですが、やはり芳香がないというのは果物としては物足りないかも。でも、木の実としてはかなり優秀♪
　ちなみにワタクシ、桑の実ジャムを作ったことがありますが、そのままではあまり美味しくありませんでした。何か違う果物とブレンドした方が良いみたい。
　あと、実家の母は果実酒を作ったことがありますが、やはり美味しくなかったとか…。

　こども達はあまり食べたがらないので、ワタクシひとりが食べることになるでしょう。体には良いんだけどなぁ。