アバウトなつぶやき

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名古屋ボストン美術館 最終展 ハピネス ~明日の幸せを求めて

2018年08月02日 | かんしょう
 暑中見舞いや年賀状を出すことでご無沙汰してる人と改めて繋がるというのは良くあることで。
 メールも便利だけど、一方的に近況を知らせる手紙の方が出しやすいって部分もあると思うのです。相手がもし私と縁を切りたいと思っていた場合には手紙の方が返事をしなくて良さそうな媒体だし、そうでもなかったなら何らかの手段で手紙着いたよ、って一言くれることでしょう。
 会わなくなってたママ友に手紙を出したら、幸いすぐにメールを頂いたので私も返信。「明日は休みなので美術館へ行くんだ」って言ったら、一緒に行くことになりました。子ども抜きで二人で会う事って今までなかったから、なんだか一歩前進だわ。

 行ったのは名古屋ボストン美術館の最後の展覧会「ハピネス~明日の幸せを求めて」。
 ボストン美術館がなくなったら、もう金山駅で降りる事なんてそうそうないんだろうな。。。
 




 出展数は75+特別出品10点。うーん、少ないわけではないけど最後にドカーンという感じではないですね?
 今回の目玉は曾我蕭白の〈琴棋書画図〉かな。他にもルノワールやミレーなど、有名どころもそれなりにあります。でも、なんだろう、、、ちょっと展覧会自体にパワーみたいなのが足りない気がします。
 悪くない。決して悪くないんだけど、前回の「ボストン美術館の至宝展」のような力強さはないかなぁという感じです。(前回、ちゃんと観ておいて良かった
 好みの問題なのであくまで個人的感想ですが、「あ、この作品良い」と思った陶胎七宝も鯉も鍔も、全部が名古屋市博物館の所蔵品だったのがビックリしました 正直、アメリカから貸し渋られたのかな?と思っちゃった。初出品作品が多かったので、「閉める前にこれも日本で紹介しておかなきゃ」ってあわてたのかも知れない。
 館長である馬場駿吉氏の所蔵作品も何点か展示してありました。私好みの作品だったのでそれ自体は良かったし、館長のアイデンティティも感じられるので良い試みだとは思うのですが、最後にこれをやられると逆に寂しい気も。。。
 それと最後の部屋はハートをモチーフにしたジム・ダインの作品がそろい踏みでした。今まで何気なく観ていた作品をじっくり見比べることで、色んな表現の違いやパターンの面白さを感じることが出来ました。ハートって見るからにハッピーなアイテムだから、今回の展覧会はハピネスがテーマだというのなら、もっとこの展示をピックアップしても良かったのでは?と思ってしまいました。まぁ、それだと幅広い層にうったえるのが難しくなるのかな。
 とにかく泣いても笑っても最後の展覧会。せっかくだから笑顔でお別れしましょう。
 
 美術館の後はささしまへ移動してグローバルゲートへ。
 ランチしてウィンドウショッピングを楽しみましたが、その時食べた「西条園抹茶カフェ」のふわふわ抹茶かき氷は美味しかった!オススメです。