北大ボートblog

北大ボート部部員によるほぼ定期更新ブログ。

NSP4.5「NSP中間報告〜4/28-7/4〜」

2023-07-04 14:10:00 | NSP
主将の久我です。






今日はNSPの中間報告を行います。
4/28から始めたNSPも実行して、2ヶ月が経過しました。
東北戦が終わり、次はいよいよ商大戦とインカレ。

この2ヶ月の振り返りを行います。

★NSPのゴール





NSPのゴールとは
「9月10日のインカレA決勝に全員が心躍り、漕快なレースをすること」

です。

選手も、スタッフも、コーチも、OB・OGも、
全員が「漕快」なレースを体現することが最大の目的です。



★NSPの目的








ゴール達成のために、目指すチーム像が、

①「互いに応援し合い、周りからも応援されるボート部」
②「繋がりを意識して、経験学習ができるボート部」
③「部員全員が心躍り、「漕快」を目指せるボート部」

であり、

核となる部分をスローガンである「漕快」にすること。

理念浸透と意識統一がNSPの目的でした。







★実行施策











実行施策は大きく分けて3つ

「Action」
「work」
「漕快シート・マンダラチャート」
の作成でした。






「Action」
目的は各回のゴールを達成するために日頃から意識すること、ルーティン化すること。
全てがルーティンになったわけではありませんが、
「朝から意識共有すること」
はルーティン化しているし、全員の指揮を高めた施策だと感じています。



work
目的は各回のゴールに向かうにあたって、新たな気づきを得ること、部員間の意識共有でした。

特に「意識共有」を取り入れたworkはかなり部員の「安心感」と「モチベーションの向上」につながりました。




最後に「漕快シート・マンダラチャート」
これはNSPの核となる部分です。

マンダラチャートに書いたことを100%実現することができれば、間違いなく「漕快」は体現できます。
ここが残りの期間での課題になることは間違いありません。

★チームはどう変わったのか?(数値編)



4/28-5/15の数値変化

マンダラチャート作成、意識共有workのおかげで、大幅な数値改革が見られた。

「漕快」という言葉がほぼ部に浸透した状況となった。

2週間で数値が大幅に向上したことは大きな自信となった。


5/15-6/25の変化

私の体調不良のせいで、NSP#4.0が中止されたにも関わらず、明確な「東北戦勝利」に部員が一丸となって向かっていたため、合計の数値がポジティブに働いた。

何もしなくても、数値が向上する、
はっきり言って、この状況が1番の理想である。

標準偏差(意識の差)が減少しつつあることが自信につながった。



4/28-6/25(東北戦直前での変化

4/28→6/25

Aveが意識の高さ、
SDが意識の差です。
Aveは高いほどよく、SDは低いほどよい数値です。

直結度
Ave 78.95→88.80(+12.85)

SD  27.81→19.14(-8.67)

影響度
Ave 65.09→80.90(+15.81)

SD  34.98→22.88(-12.1)

感動度
Ave 87.09→88.57(+1.48)

SD  24.51→15.39(-9.12)

当事者意識度
Ave  72.12→88.57(+16.45)

SD  33.76→19.93(-13.83)

合計
Ave  75.82→85.79(+9.97)

SD  24.14→16.95(-7.19)

全ての数値がポジティブに働きました。

2ヶ月でここまで変わること、
かなり簡単なサーベイだが、それでも結果として現れること

とても嬉しい変化でした

★チームはどう変わった?(実態編)





①互いに応援し合える、周りからも応援されるボート部 への評価

90%

・東北戦での漕手の成長スピード、取り組みは応援せざる終えないものでした。
常に課題意識を持ち、改善に向かう、
「応援される人」が集まる組織になりつつあります。

・また、川勝さん、芹澤さんが、
主務の納谷(3)の応援隊長、応援副隊長だと声をかけていただきました。

納谷の頑張りのおかげだと思いますが、そんなに嬉しいことがあるのでしょうか。

きっと、この取り組みのおかげではなく、個人の頑張り、納谷の人柄ですが、嬉しかったので書きました。


・最後に他大の方からNSPを評価、応援してもらいました。
こんな長いブログを読んでくれていることが感激で、「頑張ってね」と声をかけられた時は言葉が出ないほど嬉しいものでした。

②繋がりを感じ、経験学習できるボート部 への評価

40%

・私個人としての取り組みでは20%くらいです。
経験学習や繋がりの意識は東北戦が終わった今が正念場になるでしょう。

・NSPをやって良かったと私が最も思えるのは

千里(3)の環境整備の取り組み

彼のカリスマ性と、行動力を見るに、恐らくNSPがなくてもこの取り組みは始まっていたでしょう。

しかし、NSPが彼の中にあった課題意識を引き出し、行動までの時間を加速させたことは確かだと思います。

これに関しては、「ありがとう」としか言えません。

③部員全員が「漕快」を目指せるボート部への評価

50%

みんなに漕快が浸透している手応えはあります。
しかし、肝心な目標が未だ達成できていない。

ここは更なる意識統一と結果に期待です。




レース報告、練習報告から、
かなり「意識統一」を心がけてくれたことが分かって嬉しかったです。


結果の向上

前提として、ここはNSPのおかげで上がったとは言い切りたくありません。
漕手の努力の結晶でしかないです。

しかし、サーベイの数値向上(5/15)とttの大量ベスト更新が重なったこと、東北戦での取り組みを見るに、
モチベーションの向上と結果の向上は相関があるのではないかと、自信がつきました。


★振り返りと今後の方針




◎振り返り

この取り組みを通して、感じた喜びは数えきれません。数々の暖かい言葉をかけて頂きました。

こんなことして何の意味あるの?
と言われるのではないかと不安でしたが、周りの方々から刺激をもらいました。

ここ最近の私の漕快だったことは、
東北戦にて、OBシニアエイト勝利をおさめた川勝さん(s51)が
「漕快だった」
と私に伝えてくれたことです。

「この取り組み大事ですよね!」
と言ってくれる後輩や

何かいいことがあった時に、
「漕快じゃないですか」
と言ってくれる部員がいることが嬉しいです。

OB・OGや学生コーチ、社会人コーチの方が評価してくれるおかげで続いています。


◎今後の方針

今後の方針としては
①「新しいことをやるのではなく、意識共有、統一の徹底」

②「NSPの実行回数の減少」

です。

どちらも
私にとってNSPが目的ではなく「手段」であることに立ち返ります。

私がやらないといけないことは、
NSPをうまくやること、
画期的な施策をすること、
ではありません。

「インカレA決勝」に全員で向かう状態にすること、
「漕快」というスローガンやチームに感動したり、誰かに自慢したくなるような部の形成。

これを達成すること、達成し続けること
が目的です。

「心踊る」はそれが達成できていたので、
「達成し続ける」仕組みを作りたい。
そのために「漕快」をチームの核にしたい。

それだけです。

「チームワーク」と「主体性」のバランス、ここを取らないと結局チーム状況は良くならないと感じます。

そういう意味では、私が東北戦前に1週間体調不良で部活を休んだにも関わらず、
クルーは成長し続けた。

千里(3)や高森(2)が環境改善に取り組み始めた。

何よりも私は2023年シーズンの今の北大ボート部が好きだ。
多くの人に自慢したくなる部だ。

私だけでなく、みんながそう思ってくれることが「インカレA決勝」以外の私の「漕快」です。


そのためにも早く肋の怪我を治して
私も「周りから応援される選手」
にならなければなりませんね。

以上NSP中間報告でした。

長い文章を最後まで読んでくれた方、本当にありがとうございます。


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新人女子付きクォドが勝利した時の新トレ伊藤(5)豊枝(5)の涙。
その場にいた私も涙が出そうになりました。

レースが残っていたので堪えましたが。


懇親会で写真を撮ってくれた東北の3年目関口くん
シングルスカルでの勝利、圧巻でした。
彼のことは、東北戦前から知っていましたが、会うのは初めてでした。
熱い漢であることは、ブログを通して知っていたのですが、想像以上に熱く、慕われている方でした。




左から東北の荒井君、久我、関口君、安永(3)

荒井君はNSPについてたくさん質問してくれました。
まさか東北の方が知っているとは思わなかったので驚きと喜びがありました。

とても部の組織運営について深く考える方で、東北は来年も手強いと感じています。





付きクォド勝利の瞬間
みんな漕快すぎるよ


最後に、
対校エイトに乗っていなかったにも関わらず、暖かい声をかけてくれたOB・OGの方々、
話しかけてくれた東北大学の方々、
成長を見せつけてくれた北大ボート部、
希望の新人達、

東北戦では本当にありがとうございました。
残り2ヶ月しかみんなと過ごせないことが、悲しいです。

北大ボート部という歴史ある素晴らしい部活動に居場所があること、
ボートに出会えたこと、

本当に素晴らしい経験ができています。
誰かに自慢したくなる仲間、部活です。

絶対に後悔はしない。
できることに集中して、主将をやり切り、
最高の後輩である3年目にバトンを渡します。


漕快を目指して、
さぁ行こう。















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