こんにちは二年目漕手、水産学部の名畑公晴です。
前回のブログのコメントに、OBの方々から励ましの言葉を頂きました。ありがとうございます!応援されるということの第一歩ですね。
現状を改善しようと言って、自分で書かないのも変なので、ここ最近の個人的な話を書いていきます。以下『』内はボート関係ありません。
『しかし、遡ると、そこまで最近の出来事ではないことから始まるので、これまで書いていなかったことへの盛大な言い訳からさせていただきます。
皆様、魚は新鮮さが価値の指標の一つになることはご存知ですよね?簡単に言うと、これは魚が漁獲されて死んでから、体内の成分が劣化して品質が落ちてしまうからです。
以下のように化学反応が起きていきます。
この後、最終的に魚肉は微生物によって分解され、腐敗、消失します。
IMPはイノシン酸として有名ですね。
人の記憶・感情も同じような移り変わりをすると考えられないでしょうか?
体験直後から少し時間が経って振り返る・再考することで記憶・感情に深み(旨味)がでてくる。しかし放っておけば薄れていって記憶から消えて無くなる。これを防ぐために早いうちにメモして保存したり、アウトプットして美味しく頂くわけですね。
と言うわけで、今が記憶に深みが出てきた段階であると信じて、語っていきます。(まだ腐敗していないと信じたい。)』
インカレに4+で出場するということになり、冬合宿からそれまでほとんど漕いだことの無かったスイープを漕ぎ始めました。
対校クルー選考を6月に控え、4月・5月はクルーを回しながらスイープと1xの日々。元がゼロに近かったので、どんどん成長していくのが楽しかった。
6月の頭。6月下旬にある茨戸レガッタのため、選考前に茨レガ用4+クルーを固めておくべきだろうという意見が起こりました。冬練のエルゴスコア・直近の2000ttタイムを選考基準とした結果私はクルーから漏れたわけであります。
インカレ選考はスカル1000ttもあるため、逆転に向けて1xを漕ぐことになりました。クルーボート(東北戦8+は特に)で気付いたことがスカルにも活きてくる良い感覚がありました。
インカレ選考。
1つ目エルゴ15000ttはまずまず。
2つ目2000ttで7:12の悪タイム。
3つ目スカル1000tt2発、二発目で蛇行、ブイパコを繰り返し大幅失速。
選考落ちです。
私に残された選択肢は、
1,エルゴ基準タイムを切ってインカレに小艇で出場。
2,オックスフォード盾杯の8+に新人とともに乗る。
でした。
個人的には来年以降(函館移行後)のことを考えてスカルを漕ぐ意向が強かったのですが、色々な人に考えを聞く中で、どちらになっても間違いなく成長につながるだろうと感じられました。
そのため、インカレエントリーまで期間が無かったこともあり、現在の自分の立ち位置を確認する意味合いも込めて、その週の土曜に2000ttで6:55カット出来た場合、インカレに1xで出場させていただき、ダメだった場合はオッ盾。ということを二年目ながら宣言させていただきました。
結果は7:08、ベストではありましたが、まだまだ届かなかった。と言うところです。
そんなこんなで今は新人の練習時はエイトに、新人がいないときは1xで練習しています。
私は同期の中で唯一、これまでに怪我で練習を一定期間離れるということがありませんでした。その分、多く漕いで、冬練の15kmTTも欠かさず参加してきました。
しかし勝てない、良いタイムがでない。
長い目で見れば、続けられるということが勝ちにつながるということはわかっているつもりです。所詮まだ漕歴1年ちょっとですし。
しかし結果がなかなか出てこないことは心にキます。
うまくいかない時、いつも追い込みが足りなくて練習の質が悪いから負けるんだと思う。
追い込める奴が勝つ。それはわかっているんです。どう追い込めば良いのか、追い込めなかった奴がどう変わるのか、それが問題です。
なぜ全然漕げていないやつが、もっと言えば生活態度も良いわけでない奴が勝ってしまうのか。そんなことを思ってしまう時もあります。
でも大丈夫です。人よりも失敗しているのは人よりもトライしているから。全ては後の勝利の布石であります。下剋上の方が観客も燃えるというものです。
よく、『漕げるだけで幸せだ』と言われます。そうです、私は幸せ者です。その上で、もっと幸せ者を目指すために失敗して落ち込むことの何が悪い!と言いたい。
勝ちを目指すっていうのはその繰り返しだと思っています。
やはり色んな出来事をまとめて書くとその時その時の考えが書きにくくなりますね。反省。ライブ感が必要。
皆さんも頭の中の記憶と、冷蔵庫のなかの生鮮食品は鮮度の高いうちに消費しましょう。無くなってしまっては勿体ないですからね。
離れてみて感じるのは、勝利を導くのは、筋肉とセンス、ましては根性だけではないです。
最後の壁を越えるのは、思考力ではないでしょうか。
悩んで、考えて、気付いて。
その繰り返しが、必ず宝になります。
そして、現代ならではの、こうしてアウトプット出来る場所を有効活用してください。
表現するという事は、思考力を一番鍛えるはずです。
引き続き、発信を楽しみにしています。