5年目新トレのうわのです。
500 1000
1,小樽商科大学 2:21.2 4:24.2
2,北海道大学 2:19.8 4:25.3
小樽商科大学定期戦の新人舵手付きフォアは上記の結果となり敗北しました。
感じたことととして
・勝てなかったことに対する苛立ち
・船に乗らない立場の無力さ
があります。
・勝てなかったことに対する苛立ち
自分は、現役時代に3回商大戦に出漕し、すべて勝利してきました。しかしながら、東北戦や全日本クラスの大会で勝てたことは一度もありません。そのため、東北戦やOX盾を見据えて商大戦は通過点としか考えていませんでした。
なぜ勝てなかったのか、今までの自分の言動一つ一つ及び敗北したという事実に苛立ちを感じます。
・船に乗らない立場の無力さ
上記のように自分はいままで船に乗ってきました。
そこで得られる情報として
1,感覚など内側から得られるもの
2,映像など外側から得られるもの
の二種類があります。
船に乗っている時は、二種類の情報をもとにリアルタイムで感じたことややりたいことを伝えあってクルーを作っていました。
しかしながら、乗らないと後者の情報しかわからず、かつその場では伝えられません。
「乗らなければわからない」と強く感じました。
以下総括です。
・展開
スタート1シート先行
⇓
300まで2シート差以内でありながら先行し続ける
⇓
500にて半艇身先行
⇓
700にて並ばれる
⇓
800にて商大のミスオールで再び半艇身先行
⇓
900にて北大のミスオールで2シート先行されそのままフィニッシュ
・反省
北大単独で見た絶対的な視点と、商大と比較した相対的な視点で考察していきます。
1,レート差
映像から計算して北大が30,商大が34
絶対的な観点として、新人のナックルフォアとしてはレート30は十分出ていたと思います。しかし、商大のレートがそれを上回っていました。具体的には、フィニッシュ周りとフォワード中のブレードワークの力量の差だと思います。
2,1本の強さ
上記のレートとタイムから単純計算でDPSは北大が7.55m、商大が6.68m
絶対的な観点で新人のナックルフォアとしてどうなのかはわかりません。相対的には、上回っていました。具体的には、キャッチ回りとミドルドライブの力量の差だと思います。
3,エルゴ
1000mのタイムで北大は3:30秒台が三人、20秒台が一人で、商大もおおよそ同じくらいです。
相対的には、同じような水準ですが絶対的には圧倒的に足りていません。
今後の大会をエイトで見据えると最低でも八人全員が30秒台である必要があり、勝負できるのは全員が20秒台になってからだと思います。
4,ラダーリング
蛇行に関しては、北大はまっすぐ航行していて、商大がバウサイ側に何度も膨らんでいました。
絶対的にもかなり良かったと思います。
以下の項目は絶対的な視点でのみ考察します。
5,レースプラン
初めてのレースであるため、先行し相手を見ながら展開を進めることが精神的に重要と考え、スタートで頭を取り前半で勝負を決めに行く方針に決定しました。また、coxとして新トレが乗ってることもあり細かい対応はcoxにすべて任せて漕手は特に考えずに漕ぐことに専念することを指示しました。
しかしながら、元のプランが失敗した場合のプランを漕手には提示しておらずcoxに一任していました。漕手として考えることを減らせたとは思いますが逆に焦りが生まれた原因とも言えます。
6,ミスオールへの対応
上記の展開の通りミスオールが勝敗を分けました。レースプランでも書きましたが、細かい対応はcoxにすべて任せて漕手は特に考えずに漕ぐことに専念することを指示しました。ミスオールに対しても同様に望むようレース前に強い言葉でメッセージを発するべきだったのかと思います。
以上が総括です。
考察の通り、元の実力に大差がなければ次のレースでは勝てると思います。
これからも頑張ってください。応援してます。