1年スタッフ・コックスの倉内です。
夏休みから新人戦にかけては、来年はこうなるんだと思いながらずっと納谷さん(2)を眺めていました。
夏休みはフォア、納谷さんが国体に行っていた時期は新人エイトに乗らせて頂きました。正直自分にコックスの才能があるとは思えませんでした。運とか感覚ばかりを頼ってなんとなくここまで生きてきたツケが回ってきました。いくら自分のことは大好きでも、コックスとしての自分はつい卑下しがちでした。この状況にかなり苦戦しました。結構体力使いました。運だけに頼らない生き方を知りました。人生変わった。ボートがなければ私は大事なことに気づくのが遅かったかもしれない。成長痛、痛すぎるが気持ち良い。
コックスをやって徐々に人間性も磨かれてきました。毎日毎日コックスとしてあるべき人間性を考える日々。トップクルーのコックスはどれだけ人格者なんだろう。吹奏楽をやっていた頃も、人柄は音に出るとか言われたことがありました。つまりそういうものは、色んな場面で少しずつ現れているということですね。今楽器を吹いたら、昔求めていた音が出せるようになっているかもしれない。
サクシュコトニ川より浅かった私の人生が、深くなってきた。当たり前だろう、運を頼って生きたいなら、違う方のボートやってればいいんだから。
↑新人戦戸田入り初日に陸監したときに拾いました。運で無双できる方のボート。私がやりたいのは。違うでしょ。
ところで、北大を流れるサクシュコトニ川がどれくらい浅いか知っていますか。
底が見えるほど浅いです。夏休み中にゆりちゃんとヤナギサンと見に行きました。本当に浅いです。微生物レガッタくらいはできるんじゃないか。
ここでタイトルを回収。今日は、“朗員句”の“朗”。
1 曇りなく澄んで、明るい。
2 気持ちが明るく、わだかまりがない。
3 声がはっきりとしていて、よく通る。
(出典『コトバンク』)
コックスに必要不可欠な漢字です。
1 曇りなく澄んで、明るい。
澄み具合がやや足りていません。私の内面はまるで東南アジアの孤島、突然の大雨、突風、落雷、下降志向。私を漕ぐシングルスカラーは500人ほど行方不明になっていることでしょう。子供っぽくて昔から嫌いな自分の一面です。
目指すは常春気候。標高を上げる必要があります。奥田さん(4)はまさに常春気候だと思います。奥田さんと喋るたびポカポカしてきます。奥田さんみたいになりたいよー。
明るさは十分だと思います。
2 気持ちが明るく、わだかまりがない。
小さなことではクヨクヨしないタイプですが、人間少しのわだかまりがない日なんてあるのでしょうか。課題に追われていても、失恋しても、朝鏡に映る自分の顔が絶望的に不細工でも、常にオプティミスティックにコックスができたら、“本物”だよな。上質なコミュニケーションは、気持ちを明るくしてわだかまりを取り除く薬です。クルーや仲間はもちろん、身近な人とのコミュニケーションが本当に重要。これを大事にしていきたい。
3 声がはっきりとしていて、よく通る。
吹奏楽やっててよかった。これは大丈夫だと思います。吹奏楽は大体どこの団体も返事や挨拶、掛け声がすごいんです。ボートももっとみんなで声出そうよ。
次の練習からはM8+に乗る予定です!朗らかにいこうと思います。また成長させてもらいます。とくに整調に。
イージーオール。イージー。
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