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お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

東北支縁の会 1日目 その2

2017年09月06日 | 行事・案内
前回の続きです。
美味しいおときをいただいた後、
佐賀の団長-神埼のS寺前住職さまを導師に、一同で東日本大震災七回忌法要を勤め、ご法話をお聞かせいただき、仏教讃歌を歌わせていただきました。



現在、境内墓地も、本堂、門徒会館も、美しく修復。
そして、流された山門も見事に新築されているS寺さまですが、

津波被害の写真DVDを見ながら、復興までのお話を伺いました。
あまりにショックを受けると思考がストップし、何もかも、もう終わった・・・と思った、とご住職。
75名のご門徒さんが亡くなられ、ご住職、坊守さまは遺体安置所をかけ回り、お寺はほとんど留守。その中を遠路駆けつけた友人ボランティアの方々がお寺の復旧作業をしてくださったそうです。「地域の復興はお寺から」お寺が復興すれば、また、みんな寄る場所ができると。

そして、わずか1ヶ月後、シートを引いた本堂で常例法座が再開。
6月の百ケ日に、お寺で合同葬儀。
11月には報恩講も勤められたそうです。

総代さんは
この辺りは全く様変わりしてしまったこと。みんなバラバラになったこと。
でも、私たちに会えたことを震災のお陰ですね。
とまで、おっしゃってくださり、頭が下がる思いでした。

私たちの訪問は自己満足に過ぎないのだと思います。また、東日本の後も次々、災害でつらい思いの中におられる方があることも事実です。が、「支援」ではなく「支縁」。東北被災者の悲しみを忘れていませんよ という気持ちだけはS寺さまご門徒さまに伝えられたと思います。
S寺さま、皆さま、お世話になりました。ありがとうございました❗
南無阿弥陀仏
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東北支援縁の会 Ⅰ日目 その1

2017年09月06日 | 行事・案内
仙台空港のある名取市。
震災の1年半後、訪問した時は、津波で、めちゃくちゃに壊された流入物こそ撤去されていましたが、延々と広がる何もない、海沿いの風景。
塩害で土を入れ替えないと、稲作はできないと聞いていましたが、
今は、青々と美しく稲が実っていました。

道路のかさ上げ工事は続いています。

名取川を渡り、仙台市へ。
5年前も、訪問させていただいたS寺さまに参拝。
S寺さまは、海岸から2km、津波被害で境内、墓地はひどい状態、本堂にも車が入り込んだほど。
今は見事に復興されたS寺さま。

本堂のここまで水が入ったそうです。



S寺さまは、数日前、全国仏教壮年会が仙台で開催され、全国の仏教壮年会出席者が、参拝なさったばかり。
その直後に、佐賀からの参拝を受け入れてくださり、婦人会の方々には、美味しいおとき(精進料理の昼食)まで、ご準備いただき、恐縮しました。




つづく。











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