お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

流転

2010年05月02日 | 仏教
 今朝のNHK教育TV「こころの時代」ご覧になりましたか
(再放送は5月10日(月)午後2時から)

 浄土真宗本願寺派 藤田徹文師のお話でした。

 つい先日、組内のS寺さんでの巡番報恩講でも聞かせていただいたことですが

 仏教は、自分の死後のこと や 死んだ人のことでなく、

 「今、ここにいる この私」の問題 

 「私」は、常に流転している
 
 1,人の言葉に流される

 2,モノ(地位や財産など)に流される 

 3,自分自身のこころ(識・その場の感情)に流される

 流され動いている「私」が、動いている場(世界)で、動いているもの(地位・財産、家族、友人)を つかまえようとしても 転んでしまう

 その流転して、堂々巡りの状態を「輪廻」という

(「輪廻」は死んだ者が、別の世界に生き返るホラーストーリーではない ←これは私の冗談です)

 流転から抜け出した 本当の いのち の あり方の世界を「浄土」と言う

 せっかく頂いた いのち を 流転で終わらせてはいけない

 常住なるもの・「法」を生きる指針とする

 常住=摂取不捨(「私」をおさめとって、決して捨てない はたらき)を拠り所として
生きる

 そう聞かせていただきました。

 
 
コメント (2)
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