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お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

報恩講 

2006年11月17日 | 行事・案内
 「報恩講」  恩に報いる講・・報恩の集い・・何に感謝する集いかと言いますと、親鸞聖人と阿弥陀如来に感謝して、仏法を聞く集い。それを「報恩講」と称します。
 浄土真宗の門徒にとっては、クリスマス、正月よりも大切なビッグイベントなんです。本当は 

 本山(西本願寺)では、親鸞聖人の祥月命日(1月16日)に合わせて、毎年1月9日~16日の間「御正忌(ごしょうき)報恩講」と言う法要が勤まり、全国から沢山の方が厳寒の京都へお参りされます。

 それで一般寺院、ご門徒宅では、本山の「御正忌報恩講」に先立って年内10~11月に「お取り越し(前もって取り越すの意味)報恩講」が勤修されます 

  ウチのご門徒さんも、昔は、それぞれの集落で当番会所を決めて「お取り越し報恩講」を勤められていましたが、今は、ほんの数軒に減りました。
 世代が代わるにつれ「報恩講」の意味が分からなくなり「お取り越し」も「ご先祖さんに年を越させる仏事」という誤解をされていた方もあり・・。
 
 簡単便利に慣れた若い世代にとっては、自分ちが当番会所に当たった時の、準備が荷になり、結局「面倒だからやめよう」と集落内で話がまとまったり・・・ちょっと寂しく、悲しい・・・

 法専寺では、毎年1月16日前の3日間に「御正忌報恩講」を勤めています。
 住職と住職叔父で法話をしてきましたが、3年前からは、厚かましく私もお話をさせていただいています。

 来年は1月12,13,14日の3日間 午後1時半からです  私は初日の法話担当です。私、ホント厚かましいから、あまりあがらないんです。もともと皆様の鑑賞に値する人間ではないし、賢くもないので、気負いもありません。ただ、自分が大好きな仏教のお話を楽しくさせていただくだけです。

 聞いてくださるご門徒さん方は、皆さん人生の大先輩。1年に1度の私の勉強、仏教味わいぶりの発表会と位置づけています。 
 私は、実の娘を見守るような寛大なご門徒さんに今も育てていただいています。本当にありがたいことです。 合掌
 
コメント (2)
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