事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

真田丸 第四十四回「築城」

2016-11-06 | 大河ドラマ

第四十三回「軍議」はこちら

前回の視聴率は14.5%と、思ったほどには復活しなかった。これで広島黒田VS日ハム大谷の日本シリーズ幻の第7戦が存在したらどうなっていたことやら。

さあ「築城」。今回はオープニングにテーマ曲もスタッフロールもなんもなし。いきなり女講談師と化した有働由美子アナが放つSTAR WARSスタイルの「先週のお話は」からスタート。

それはすべて真田幸村が自らの城の名を「真田丸よ。」と告げた瞬間にあの「チャッチャッチャッチャラチャー」を流したかったからでしょう。大成功です。うちは一家で「そう来たかあ!」とのけぞりました(笑)。簡単な客。

例によって淀君(竹内結子)と大蔵卿(峯村リエ)は牢人たちを信じていない。彼女たちの思いを具現化する装置の織田有楽斎(井上順)は真田丸の築城を妨害。しかし秀頼は……というお話でした。

これまでのどんなお話よりも秀頼の主体性が前面に出ている。城を出たこともなく、初めて牛を見て「あれはなんじゃ?」と訝るようなおとぼけぶりとは無縁。とすると、最終回は意外な展開を見せるのかな。

武田家コンプレックスをむき出しにした赤備えが完成。戦略も万端。牢人たちも結束。いま、ドラマは弓をギリギリとひきしぼっている状態。徳川側が戦のダークサイドを知らないことを、幸村はほくそ笑み、家康は歯がみする。こりゃ、これから数週間は目をはなせませんな。芝居がちょっと薄いのは気になるけど。

出雲の阿国役でシルビア・グラブが再登場。でも八木亜希子の老けメイクはちょっとやりすぎじゃないすか。吉田羊がピクリと眉を動かすあたりは素敵。わたし、好みの女性が大挙して出演しているのでうれしかったです。妻と嫁の前ではなにも言えませんが。

「なんで今日はきりちゃんが出ないんだ!」絶対言えません。本日の視聴率はまた上昇して今度こそ16%台かと。

第四十五回「完封」につづく

コメント
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