事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「最高の悪運」ドナルド・E・ウェストレイク著

2008-05-10 | ミステリ

4151001476 いったい何年続くのか泥棒ドートマンダー(ドント、マーダー→殺さない、というシャレ)シリーズ。たぐいまれな泥棒の才覚がありながら、ほんの少し運がたりず、常に苦い結末を迎えてしまうこの連作のわたしは大ファン。よく映画とかにあるじゃないですか、欧米の作家がタイプライターのキーを目にもとまらぬ速さで叩くシーン。エンタテインメントをつむぐそんな場面がウェストレイクほど似合う作家もめずらしいと思う。今回も余裕の機知の物語。ドートマンダー一味せいぞろい。読書の楽しみってこれだ。
☆☆☆☆

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 史劇を愉しむ 第10章~アレ... | トップ | 「ミュンヘン」Munich('05) ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ミステリ」カテゴリの最新記事