これほど“純粋な”映画もめずらしい。
スラップスティックの名手であるバスター・キートンは、“感傷を排したチャップリン”と言えるかもしれない。画面上では一度も笑わず、無表情で全力疾走し、跳び、すっころんで見せる。わずか44分の作品だが、すでに映画というメディアが完成していたのだと知る。
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