事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

青天を衝け 第28回 篤太夫と八百万の神

2021-09-26 | 大河ドラマ

第27回「篤太夫、駿府で励む」はこちら

かつて「新選組!」で共演した勘定方河合役の大倉孝二と、武田観柳斎役の八嶋智人が、収録中にしみじみ語り合った話はもうしましたね。

「考えられるか。NHKの大河ドラマで、俺たちのツーショットだぞ……」

なんとキャストのトメが今回は大倉孝二ですっ!

いい時代になったなあ。大隈重信役の彼と、渋沢篤太夫の二人芝居がメイン。へらず口において初めて栄一を上回る人物の登場。早稲田大学出身のみなさんは納得してくれましたか(笑)。

大隈だけでなく、新政府がらみの有名人たちがこれから大挙して登場するはず。前島密(まえじまひそか)って郵便の人だよね。1円切手のあの人。

それからね、見逃せないのは大隈夫人を演じたのは朝倉あきという女優なんだけど、どっかで聞いたことのある名前……「かぐや姫の物語」でヒロインの声をやった人じゃないですか。こんなに綺麗な人だったのかあ。他にも、慶喜の正室の美賀君のお付きの者がやけに色っぽいとか、大河ドラマの底力を感じさせる。すみませんそういうことばかりが気になって。

幕臣の誇りをもって新政府に出仕する篤太夫。それは慶喜の後押しがあってのこと。そしてついに篤太夫という一橋家から与えられた名前を捨てて渋沢栄一という名で生きることを宣言する。

実際にはこんな展開ではなかったことが容易に想像できるんだけど、これから渋沢の「どてらい男(やつ)」篇が本格的にスタート。明治政府が“儲ける”人材を切望していたのは確かだと思います。そしてそれはいつの時代でもいっしょなんでしょう。

次回からはようやく栄一の名で語られるお話になる。篤太夫って名は、やっぱりどうだかなあ。いや今でもいたら申し訳ないんだけど。

第29回「栄一、改正する」につづく


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