事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「レイクサイド マーダーケース」(’04 東宝)

2008-07-05 | 邦画

511wpjxhgkl 「ハサミ男」同様、豊川悦司が彼でなければできない役を好演。あの長い手足、美しい指、枯れた声……要するに豊川は一種の“天使”なのであり、だからこそ事件に直接にコミットすることができない(あ、ネタバレ)。

三島賞受賞作家の青山真治に、いまや超メジャー東野圭吾の作品を監督させようというアイデアはいいが(平成の「犬神家の一族」を撮りませんか、とでも口説いたのだろうか)、ミステリとしては弱い。犯人は途中でまるわかりだし、そんなもんかまっていられるか、と開き直っているふうでもないのがつらい。

しかし北九州三部作と同様、青山の最大の特徴である(とわたしは勝手に思っている)映画としての“オシャレさ”は十分に感じることができる。画像のDVDのパッケージもオシャレじゃないっすか。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 山形県人監督特集その2 「ハ... | トップ | 「レディ・ジョーカー」(’04... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

邦画」カテゴリの最新記事