事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

今月の名言10年1月号~内閣の弱点

2010-01-31 | 国際・政治

Hiranohirofumi01 09年12月号~夫婦放談はこちら

「警察小説というより、地方公務員小説ととらえている。組織の中で生きる個人の葛藤を書きたい」

直木賞をやっと(!)受賞した佐々木譲のコメント。最初に候補になってから三十年以上もたっている。で、あの「警官の血」(新潮社)でとれずに「廃墟に乞う」(文藝春秋)でとれたとなると、やっぱり芥川賞と直木賞は文春のものなんだと再認識。

「元々日本人じゃない」

 平沼赳夫元経済産業相が政治資金パーティーのあいさつで政府の事業仕分けを批判し、仕分け人を務めた民主党の蓮舫参院議員について。もともと超右翼である平沼の本音が出たというところか。“自分の”パーティで、客を喜ばせようと建前をかなぐり捨てたわけだ。わたしだって事業仕分けにはいいたいこともある。しょせん財務省主導じゃないかとか、パフォーマンスがすぎるとか。でもね、これはない。平沼シンパには元山形市議にして先日の衆院選に立候補した女性もいるんだけど、彼女にたいするネット右翼の熱狂をみると、こりゃなんとも。

「一つの民意としてあるのだろうが、そのことも斟酌(しんしゃく)してやらなければいけないという理由はない」

鳩山内閣の“弱点”とまで名指しされる平野官房長官の名護市長選翌日(!)の発言。
政治センスがどうのとは言うまい。この人にそんなことを求める方がどうかしている。調整役としての官房長官の職務を自ら壊し続けてきた人なのだから。しかし、それにしてもこの発言内容とタイミングはひどい。おそらくはにっちもさっちも行かなくなるであろう“お友だち”の鳩山首相を救うつもりなのだろうが、どう見ても足を引っぱっている。
自民党の官房長官たちでさえ行わなかった記者の「出入り禁止」措置を就任早々行うなど、この男が民主党の最大のガンになりつつある。官房長官だけでも替えたらどうだ?

2010年2月号「Who are you?」につづく

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