一ヶ月間、マクドナルドのメニューを食べ続ける(マックアタック)と人間はどうなるか。スパーロックが自らの身をけずって、というか膨らませて検証したドキュメンタリー。体重増加は予想どおりにしろ、鬱状態、性欲減退、そして何らかの中毒症状まで……マイケル・ムーアの作品と同種の痛快さ。マクドナルドを糾弾するだけでなく、アメリカの給食事情の貧困さも学習できるお得な作品。日米ともに大ヒットした。
ただ、やっぱりムーアと同様に「その撮り方は卑怯だろ」といいたくなる場面も多い。ビッグマックの食べ過ぎで嘔吐するスパーロックの症状が、はたして一般人にも通用するかは微妙なところだと思う。あ、なんかマック側の発想になってないか、とお気づきのあなたはするどい。わたし、学生時代はマクドナルドのバイトで食いつないでいたのです(笑)。でも腹が減り放題だったのに、あそこはバイトに商品を流してくれないんだよな。あの頃なら、一ヶ月ぐらいのマックアタックは軽かったかも。
07年9月11日付事務職員部報「新財務システム⑤」より
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