事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

市町村合併の行方 第6回

2007-11-26 | 社会・経済

Cover20shyamalan20signs20mel20gibso  仲間内の投稿でつくづく思う。新市名というコンセプトを超え、それ自体が住所の呼称への異議申し立てみたいになっている。考えてみれば、自分の住んでいるところ(住んでいなくても)の呼び方を自分で考える機会など、市町村合併がもめているとき(笑)でなければ一生めぐってはこない。お上が押しつける、あるいはお上の事情で決められる名前になど、従っていられるかという健康な反骨心が……あ、そんな大層なものじゃないか。

 前号ではギャグ篇をお送りしたが、実は一番多かったのが「酒田市」だ。ほとんどがこれだった。歴史や地形、政治などの諸事情で定着してきたものをくつがえすなら、より強力な理屈がなければならない、そんな気持ちはわからないでもない。でも、それを言うなら他の4町だって理屈はいっしょなのだが。

さて、こいつは合併事情によってはアリだな、というのは

◎「さかた市」あるいは「あくみ市

……ありそうだ。一応すべての市町村に気を使ってみました、って感じが便利なのだろう。全国にひらがな市が出現している理屈がよくわかる。しかし、わたし個人としては、愚劣なひらがな名前になるぐらいなら、いっそ「おしん」でもかまわないのだが。おっとそうなるとウチの学校は「おしん立○○小学校」になるわけか……ちょっとイヤかも。

画像は「サイン」Signs(’02 米)
 いいっすかっ?もうネタばらして。

【観てない人はここから先は読まないこと】
 
さんざん観客を引っぱり回して、まるで宇宙人襲来モノみたいだなーと思ったらまさしくそのものだった。あまりの直球にあ然。
 その宇宙人が出てきてからの展開はさすがにシャマラン、みごとにオチまでつけてくれる。たしかに面白い。

Signs  でもさー、その宇宙人の弱点がアレってのはないんじゃないか?
あ、そうか。もうネタバレだから言っちゃうけど、その弱点、ただの水なのである。水ですよ水。HO。多分に意識したであろう昔の「宇宙戦争」ですら麻疹菌というひねりをきかせてくれたというのに。だいたい宇宙から地球を見渡せば弱点が溢れていることぐらいわかりそうなもんじゃない?

 つまりこういうことだろう。いつもどおり最後のオチに命を賭けるシャマランは、つじつまなど無視しても、子どもの病気のために水がいつもそばにあったという設定と、純粋な水がシンボライズする(子どもと、主人公の神父の)無垢なる精神を優先したかったわけだ。

「シックス・センス」「アンブレイカブル」とこれ。相変わらずだなあ、と好意的にとるか“仏の顔も三度まで”ととるか。とりあえず料金分は楽しめたから次も観てやることにしようか。それにしても、メル・ギブソンはなんでこの映画に出たんだろう。

野球のバットの扱いもあざといったらもう(笑)☆☆☆

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