日本初の洋食屋を長崎で開き、大阪でホテルを開業した草野丈吉と、妻のゆきのお話。
いつもの朝井まかてと違い、どうも主人公が感情移入しづらい人間なのでちょっとしんどいかな。まあ、牧野富太郎はもっととんでもなかったのに「ボタニカ」は面白かったのだからよくわからないですが。
五代友厚、岩崎弥太郎、陸奥宗光など、朝ドラや大河ドラマでおなじみの面々が意外にキャラが立ってないのもなぜだろう。
松子、竹子、梅子という(まるで犬神家の一族のような)お妾さんたちが最後に泣かせる仕掛けはすばらしかったですけどね。
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