村上ポンタ秀一スピークス交友録第一弾は矢沢永吉。
いや、すごかったよ、レコーディング中の矢沢。「こんなもの見て叩くな!!」って、譜面をもうバンバン投げる。「譜面なんか見てないで、俺の言うこと聞け」ってことなんだ。また身振り手振りがとにかく激しいわけ。何が言いたいのかなんてわかんないよ、はっきり言って。(坂本)龍一なんか、俺以上に目が点だった。たしか、まだ芸大の院生で、スタジオの仕事を始めて何日目、みたいな頃だったから。
それでも矢沢が俺に何かを伝えたがっている、その“感じ”だけはビンビンに伝わるわけ。矢沢ってコードの名前もわかんないし、ドラムのことだって正確に指示できないんだ。でも、なんとなく「わかる」のね。
……さすが矢沢(^o^)。意外に思われるかもしれないが、彼のサウンドはかなりおしゃれ。それがこんな形で実現していたとは。でもまさかドゥービー・ブラザーズとセッションしているときもこんな感じじゃなかったんだろうな。いや、矢沢ならあり得る。心配。
元同僚はダンナが矢沢ファンだったものだから、長男の名前は直球で「永吉」。二番目の子を身ごもったのでみんなで名前を予想した。
「B吉だろ?」
「三番目はC吉かよ」
「女の子なら少女A子(笑)」
実際にはすごくおとなしめの名前になってました。残念。
次回は坂本龍一篇。
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