事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「トイ・ストーリー4」Toy Story 4 (ディズニー=ピクサー)

2019-07-12 | アニメ・コミック・ゲーム

あの地震以来、ほぼ1ヶ月イオンシネマ三川は営業をストップ。いったいどうなっているのかと営業再開の本日、さっそく行ってまいりました。ほんと野次馬。

もぎりのお姉さんがいきなり

「あの、まだ館内のトイレが使えないんで」

「え」

スクリーンが使えるのは1と2だけでした。大変だったんだなあ。全面的な営業再開はいつになることやら。

さて「トイ・ストーリー4」。大ヒットはしているものの興行成績は予想を下回っているらしい。それ、わかるんだよね。思えば「トイ・ストーリー3」は完璧な作品で、あのラストに泣けない人はいないでしょ?子どものための存在であるおもちゃが、かくて新しい世代に引き継がれるというエンディングはすばらしかった。泣いた泣いた。だからあれの続篇と言われてもねえ。

いやはや、今回も凄かった。こうまで泣かせるか。徹底的に練り込んだ脚本がまずピクサーには伝統としてあるわけで(まあ、ジョン・ラセターのセクハラ問題で揺れ動きはしたが)、教条主義的なところもあったウッディ(唐沢寿明)と、ポースリン(磁器)製で脆いのかと思っていたボー・ピープ(戸田恵子)のラブストーリーが……。

タイトルが「人形のお話」であることの重みがきっちり。1作目が公開されてからもう25年がたっている。次の、そしてその次の世代まで語り継がれるべきシリーズ。ほんとハンカチはお忘れなく。タオル地がおすすめです。

あ、それから人形には“怖い”という側面があることもこの新作はみごとに。腹話術の人形の不気味さに意識的なあなたなら、なお楽しめるはずですよ。

使い捨てのフォーク製なのでゴミ箱に行きたがるキャラとか、身体が欠けることを意に介さないヒロインとか、これって精神科医たちにとって最高のテキストにもなるんじゃないですか。

ウッディはあるものを失い、そしてあるものを得る。感動。

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