絶対に手を出してはいけないとわかってはいたの。とにかく見た人たちが全員絶讃状態。大河ドラマをブログにアップしているときは、このドラマと同じ日にオンエアされるものだから大河が比較されてかわいそうでした。
こうなるとひねくれ者だから絶対に見るものか……なんて考えたわけじゃないの。なにしろシーズン6まであるお話だから、見続けるにはそれなりの根性がいる。お前にイギリス貴族のどす黒いやりとりをコンプリートする自信はあるのかと(笑)。
でもね、このゴールデンウィークに、神の配剤のように腰痛が舞い降りてきてくれました。腰が痛いから映画館には行けない。腰が痛いから農作業もできない。腰が痛いから……あ、もういいですか。とにかく時間だけはたっぷりある。
でもいつも通っている酒田駅前のゲオには、この人気番組がそれぞれ一枚ずつしかDVDが用意されていないんだよ。誰かがきっと借りてるよねえ……全部残ってました。もうブーム終わったんですか。
おーしそれなら……とシーズン1の4枚を全部借りました。やっぱりひねくれ者。で、面白すぎて一日で見終わっちゃったよ(T_T)。
このシーズン1は、タイタニック沈没の報がグランサム伯爵家に伝わる日に始まり、第一次世界大戦勃発のニュースを伯爵がパーティのさなかに声高に告げるシーンで終わる。
んもうイギリス、イギリス、イギリス、な展開。爵位をもった人間とその家族のプライド。そして仕える使用人たちのプライドとの激突。マギー・スミスが代表する守旧派(ロイド・ジョージの名に怖気をふるうあたり、笑えます)と、急進派の使用人たちとの価値観の違い、良心的な、ではあるけれども貴族のプライドが捨てられない伯爵の苦悩。うわあ面白い。
「お姉ちゃんもこのドラマに夢中なんだけど、どんなお話なの?」と妻。
「うーん、英貴族版の細腕繁盛記かなあ」
言いながら絶対違うって自分で思ってました。シーズン2はいつ見るんだろう。あ、また腰痛かいつもの痛風のときに。ううう。
ポワロドラマ好きだし雨に唄えば要素もあり、最高に楽しい時間を過ごしました。ドラマ知らないけど人間関係は想像で補って観てました。
ポワロで犯人役だった人やフライトプランで素敵なCAさんだった人が出ててびっくりしたり、マギースミスにも会えて、至福^_^
いつか全編制覇したいです。
こういうこと言うと怒られそうですけど、
これって金持ち版の「渡る世間は鬼ばかり」
だとも言えそう。
ま、あの番組をわたしは一度も見たことがない
んですけど。
スクリーンで観るあの風景や衣装は最高ですし。
あるシーンで最近の王室報道も思い出されましたし。
スペンサーに備えてブーリン家の姉妹やエリザベスも見直しましたよ。コリン・ファースのドラマ「高慢と偏見」も見直したいけど、まずは(ドラマ)ダウントン観ないと。
ってあたりのプライドはわかるんですよ。
でもこっからずーっと見るのはなあ。
あ、おれがマジで引退したらいいわけじゃん。