事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「日本橋に生まれて 本音を申せば」小林信彦著 文藝春秋

2023-04-28 | 本と雑誌

「映画は子供のころから見ていた。東京は日本橋区の生れで、和菓子屋の九代目の長男で、親や番頭に可愛がられながら育ったから、そういうことになる。」

……「人生は五十一から」「本音を申せば」と、23年にわたって続いてきた週刊文春の名コラムがついに完結。脳梗塞で倒れたことがもちろんそのきっかけだが、粛然とする。

何度も言ってきたように、わたしの身体の何%かは小林信彦によってできている。その意味で、彼の叙述がなくなることで、わたしの身体の何%かは死ぬ。


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