第十五回「道三、我が父に非ず」はこちら。
さあ美濃は真っ二つ。こっからはキャスト名を入れないとなかなか分かりづらいのでちゃんと入れておきますよ。斎藤道三(本木雅弘)は嫡男の義龍(伊藤英明)が次男三男を暗殺したことに腹を立て、自分が不利であることを知りながら立つ。
明智家がどちらにつくかは微妙なところで、光秀は信長の夫人である帰蝶(川口春奈)を難詰し、信長(染谷将太)は
「ま、しょーがねーんじゃねーの」
という態度。 帰蝶の腹黒さはすでに光秀(長谷川博己)に承知されている。
義龍が「自分の父は土岐頼芸(尾美としのり)だ」と主張しているのは一種のポーズだと道三から読まれている。ここ重要ですよね。
義龍の前で舞う叔父(西村まさ彦)の無念さを誰よりも知っているのは光秀。
「無駄に舞うな」と光秀に強いる義龍の凄み。
黒い。非常にけっこうです。そこへ三河の間諜である岡村隆史のスキャンダル。彼の“小ささ”がとても効いていたので残念だけれども、わたしはさして怒ってはいない。もっと怒るべき対象があるのに、目を世間がそらされているんじゃない?
黒い存在が現在の日本のあちらこちらにも。こんなもんチコちゃんに一喝してもらえばいいだけの話じゃないか。ああ怒られそうだ。チコちゃんのあの人が怒れるかなあ(笑)
懸念したように撮影していたストックはまもなく尽き、予想よりも早く6月に総集篇の放送になりそうだとか。ギャグで言ってるんだけどまさか9月あたりに本能寺ってこたないよね。
去年の「いだてん」は“呪われた大河”だと揶揄された。それはもう理不尽なくらいに。じゃあ今年はどうなの。わたしはつくづくこの面白い大河が完結までいければいいなと願っています。
第十七回「長良川の対決」につづく。
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