事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「兇人邸の殺人」 今村昌弘著 東京創元社

2021-08-28 | ミステリ

屍人荘の殺人」「魔眼の匣の殺人」につづく、美少女ホームズと純情ワトソンのコンビ第三作。

うーん、紹介がむずかしいな。なにしろこれまでの二作のタイトルには、事件のヒントになる要素がきっちり入っていて、実は今回も思いっきり仕込まれています(笑)。

増築に増築を重ねた(それには理由がある)邸宅における密室殺人。登場人物すべてが犯行不可能であるかに見えて……

いやーそこまでアリバイを細かくチェックしなくても、とめんどくさがりのわたしなどは思ったけれども、今村のことだから例によって最後の最後にうっちゃりをかましてくるに違いない、と身構えていると……

うわああああ、また来たあ。今回もおみごとでございます。デビューから三作連続して会心の出来。今村おそるべし。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日本の警察 その125 「教場... | トップ | 今月の名言2021年8月号PART2... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ミステリ」カテゴリの最新記事