事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

真田丸 第十四回「大坂」

2016-04-10 | 大河ドラマ

第十三回「決戦」はこちら

前回の視聴率は18%超えとはいかなくて17.5%にとどまった。朝ドラの「あさが来た」最終回は27.0%まで駆け上り、ネットではヒロインが死んだのかどうかという「タイタニック」のときと同じような騒ぎになっているとか。番組改編期ということもあるけれど、ドラマではこの2本だけが二ケタの数字とはびっくり。世の中の人はリアルタイムで地上波のドラマを見なくなっているんだなあ。

さて大坂篇開始。まったくこれまでとは違い、社長シリーズのようなドラマにするのだとアナウンスされている。

東宝の社長シリーズってお若い方々は知らないでしょ。わたしだって封切りのときに見てるわけじゃないし、三谷幸喜だってそれは同様のはず。つまりは森繁久彌の社長(豊臣秀吉)と、彼にふりまわされる秘書に小林桂樹(真田信繁)という役回りなんでしょう。

今回のエンディングシーン(秀吉と信繁が屏風のかげで縦並び)など、確かにその系譜を受け継いでいるかも。それ以上に、この東宝の屋台骨を支えたシリーズは、東宝女優の特徴であるクールビューティの見せ場でもあったのだ。

司葉子、淡路惠子、新珠三千代団令子……じゃあ真田丸はどうなのかなあと思ったら、東宝の秘蔵っ子である長澤まさみとキャラがかぶることを承知で淀君に竹内結子をもってきた!ゾクゾクする。社長の正妻役の久慈あさみ(すんげー美人)に相当する女優は誰が出てくるのかしら。

正論に拘泥する(直江兼続はそれでため息をつく)ために次第に自分を追いつめる上杉景勝と、汁かけご飯しか食べない北条氏政など、大坂篇になったからといってこれまでのメンツが総とっかえになるわけじゃないのに安堵。

微妙なのはきりちゃんだけど、強引に大坂まで持って来た。旅館(石田三成の館ですけどね)の部屋割りでもめるあたりも東宝っぽくてうれしい。現代人からみればこの時代はやっぱり変だとつっこみを入れる存在として、やはり長澤まさみは外せないでしょう。よかったよかった。

絢爛豪華なキャストと、大泉洋にちゃんとコント芝居をさせてくれたこともあって、今度こそ視聴率は18%超えと予想します。

第十五回「秀吉」につづく

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