事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

光る君へ 第2回「めぐりあい」

2024-01-14 | 大河ドラマ

第1回「約束の月」はこちら

吉高由里子登場。

近ごろわたしは芸能人の評伝や自伝を読みまくっています。岸恵子、十朱幸代、深作欣二、水谷豊、水道橋博士、沢田研二……すべて、面白いです。で、きっと吉高由里子がのちに自伝を書くことがあったら、それも絶対に面白いはずだ。

彼女が「蛇にピアス」で蜷川幸雄の演出に賭けたのと、十朱幸代が相米慎二監督による「魚影の群れ」で怖いぐらいの汚れ演技に挑んだのと、きっと女優として同じ心根だったのだと思う。ここが、ジャンプする場所だと。

同じことが男優にも言えると思う。

大河ドラマで、あの藤原道長を演じろとオファーされた柄本佑は逡巡しただろう。彼の演技力がすごいことはみんな知っているけれど、大河ドラマの大看板を背負って立つのである。自分にその華があるのか、とは確実に思ったはずだ。

でもわたしはこの第2回を見て確信した。「青天を衝け」の草彅剛、「どうする家康」の古川琴音、「鎌倉殿の13人」の宮澤エマのように、ガシッと視聴者の心をつかむ華になっている。

で、ドラマ。紫式部は代書屋をやっている。落語ですか(笑)。いろんな人の立場で話を紡ぐことが彼女の糧になっていくことが自然に語られている。うまい。

第1回の視聴率が史上最低であることがあげつらわれている。裏番組が「格付け」であることで運が悪かったとか。そんなの関係ないよね。この時代に視聴率20%をキープしろなんて誰も思っていない。下がらないことが重要なんだと承知しています。次回もちゃんと見ます。

第3回「謎の男」につづく


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