事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

おんな城主直虎 第9回 桶狭間に死す

2017-03-05 | 大河ドラマ

第8回「赤ちゃんはまだか」はこちら

前回の視聴率は13.4%と予想に反して持ち直している。橋田壽賀子パターンがみんなお好みなのかしら。

今回は桶狭間なので、“いかにも大河”になるかと思ったら、主人公が歴史的大事件をどう受け取ったかだけ、というお話になっている。関ヶ原の戦いが1分にみたなかった真田丸的展開をトレースしているわけね。春風亭昇太演ずる今川義元瞬殺

それはそれでありだろうけれど、昇太の大芝居を見てみたかったような気もする。彼は完全な新作派で、古典落語偏重マニアへの憎悪をむき出しにする噺家。でも、だからこそ彼の古典は聞き応えがあってすばらしいので一度聞いてみて下さい。もっとも、「芝浜?よそう……かーっ、(恥ずかしくて)できないって!子別れ?子どもどころか結婚もできないのに!」なので定番はなかなか聞けないですけどね(笑)。

井伊家の跡目相続は微妙な話になっている。政次が井伊家の実権を握ろうとしていると思った奥山朝利(でんでん)は、いきなり政次に斬りかかり……高橋一生はan-an恒例のsex特集で巻頭を飾るなど、人気がこれから爆発しそう。書店で思わず買いそうになりましたが、中年男がいくらなんでも。

でんでんも今回でお役御免。考えてみれば、吹越満とともに「冷たい熱帯魚」で壮絶な殺人劇を見せてくれたふたりが共演してたわけだ。

「こいつ、子どもの頃にダッチョだって言ってたけど、傷は残ってるもんだなあ」

「ついでに包茎も切ってやっか」

どんなシチュエーションで語られていたかは大河ファンは知らないほうがいいかも。

桶狭間という誰もが知る大河的イベントを扱っている(扱っただけですけれども)だけに、視聴率は14%あたりと読みました。っていうかこれからこの大河はどうなるんだろう。家康中心?

第10回「走れ竜宮小僧」につづく

コメント
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