事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

森友学園事件PART7

2017-03-15 | ニュース

PART6はこちら

「(小学校の)目の前に自宅を購入した人もいる。ぜひ認可を」

「設置が許可されないことがあったら、どうしてこの小学校に行けないのか、子どもの前で説明していただきたい」

……森友学園が開校をめざしていた小学校に入学させる予定の保護者が大阪府に対して(朝日新聞より)。

少なからず驚き、いやいや普通のことなのかなと思う。ことここに至っても、森友学園の小学校に子どもを行かせたい親はいるのだ。

さまざまな報道の中で、突出して異様だったのは理事長の奥さんだ。今月9日に行われた大阪府教育庁による実地調査において、私学課の職員に

「マスコミに資料を出しているのはお前だろう」

と詰め寄り、顔を撮影しようとしたため(のちにブログにアップする目的だろうと推察された)、この実地調査は中止されている。

実力行使である。

他にも彼女に関連した異常な行動は多数語られているが、どれひとつとってもそのファナティックさは際立っている。ために多くの退園者が出たのはお伝えしたとおりだが、それでもまだ志望者はいるのだ。さすが、カルトかなと失礼ながら考える。

小学校の開校はひとまず見送られた。しかしもしも開校していたとして、定数を大幅に下回る状況で、はたして事業を続けていけたのか。

そしてこれだけは言っておきたい。どうしてそんなに小学校をやりたいんですか、と。

ありもしない推薦枠でPRし、土地は政治家と役人を使ってダンピング、そして違う金額の契約書がいくつも出てくるなど、要するに籠池夫妻は法律や条例などどうでもいいからとにかく学校を開きたかったのだ。自らが信じる教育をやりたいから?いやいや、わたしはこんなときにぴったりな言葉を知っている。

布教

本日の1冊は「新編 われわれはなぜ映画館にいるのか」小林信彦著。われわれにとってこの本が教科書であることは確かです。新たに加わった芝山幹郎氏との「仁義なき戦い」をめぐる対談は必読。

今月の名言2017年4月号PART3「嘘」につづく

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