PART4「庄内弁の女王」はこちら。
山形県の大きな特徴に、三世代同居率の高さがある。ようするにおじいちゃんおばあちゃんとお父さんお母さんがいて、そして子どもがいっしょに住んでいると。2010年の統計では、全国平均が14.55%。これが都道府県別にみると……
1位 山形 38.02%
2位 福井 31.91%
3位 新潟 30.60%
4位 秋田 30.29%
5位 富山 29.45%
6位 福島 29.12%
7位 岩手 28.89%
8位 鳥取 27.87%
9位 島根 27.62%
10位 佐賀 27.33%
……断トツです山形!ちなみに下位は
42位 沖縄 10.55%
43位 北海道 8.22%
44位 神奈川 7.56%
45位 大阪 7.40%
46位 鹿児島 6.34%
47位 東京 5.21%
……断トツです東京(笑)。まさかここまで違うとは思わなかったなあ。この数字には持家率もからんでいるだろう。
影響が大きいのは共稼ぎ率で、山形には実はほとんど専業主婦が存在しないのである。子育て真っ盛りであっても外に働きにでるのが普通。うちにいるジジババが子どもをみてくれるから、といえば聞こえはいいが、だからといってお母さんが育児をやらないはずがなく、過重な負担がかかっているわけだ。
だから父ちゃんは母ちゃんに頭が上がらないし、そのためか離婚率も全国44位の低率となっている。いいことなんだか悪いことなんだか。以下次号。
画像は、ほとんどカルトとしての評価しかなくなってしまった「フォード・フェアレーンの冒険」The Adventures of Ford Fairlane。
監督はこの映画のあとに「ダイ・ハード2」「クリフハンガー」で将来を約束されたように見えたレニー・ハーリン。ところが愛妻(当時)ジーナ・デイヴィスを主演にした大作「ロング・キス・グッドナイト」が大失敗。以降もどうしたことか……でもわたしはこのまぬけ顔の探偵映画が大好き!興行も大コケで日本では一瞬で打ち切られてしまったとしても大好き(笑)。初めて見たときは呆然としたなあ。こんなバカな映画が成立するんだと。ロックンロール探偵の反省のない冒険。インエクセスは報酬に(オーストラリアの連中だから)コアラで支払ったとかきついシャレ連発。ぜひぜひ。