うわさの荒山徹。日本史と韓国史を絶妙にむすびつけたフィクションで人気。
この作品の背景は徳川家光が将軍となってすぐ。だからまだ幕藩体制が盤石ではない時代なので、通信使が代表する朝鮮との関係は「韃靼の馬」よりも日本側にきつい。
秀吉の朝鮮征伐(ひどい表現ですが)で連れ去られ、というより自らの意志で日本人として生きる女性をめぐる争奪戦。柳生一族オールスターと妖術師のバトルがくり広げられる。そうです、肌合いは山田風太郎にとても近い。もっと読んでみましょう荒山ワールド。
柳生薔薇剣 (朝日文庫) 価格:¥ 693(税込) 発売日:2008-09-05 |