事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

前原登場。

2011-08-24 | 国際・政治

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YouTube: SHEILA E - THE GLAMOROUS LIFE

民主党の代表選に、あの人がやっぱり出るのだという。やれやれ。

あの人、前原誠司のことは「この1冊」でも何度かとりあげてきた。威勢のいいことをぶちあげ、後始末は他人におしつけて政界をスイスイ泳いできた男(たまに溺れる)。

外務大臣を辞任したときに特集したように「偽メール」「八ツ場ダム」「尖閣列島」などでかっこつけ野郎であることが露わになりながら、しかしなぜか次期首相はこの男であるかのように常に語られている。不思議だ。

もちろん京都方面の豊富な資金源があることが背景だろうけれども、それ以上に前原の国民的人気(誰?国民て)は、石原都知事、橋下大阪府知事、河村名古屋市長につながるポピュリズムに支えられている。

どうにもこうにも気勢の上がらないこの国で、なにはともあれでかい声でかっこいいことを主張する人物が待望されているのだろう。ルックスがいいことでますます有利。またしてもやれやれ。

さて、今回の出馬は報道で語られているように

「グループ内の押し上げがあったから」

「民主党の天下は続かないので次がないから(笑)」

「彼が出ないと小沢系の抑えが効かないから」

だろうか。

まさか。賭けてもいい。彼は出たくて出たくて仕方がなかったのだ。

野田がこれで苦しくなったとか語られているけれど、前原の立場に立ってみよう。もしもこれで野田が首班指名されて、もしかして自分と同じタカ派な考え方をもっていて、しかも同じ松下政経塾出身で、でも官僚にもウケがいい人間が、ひょっとして“すわりがいい”首相になったらと考えたに違いないのだ。

自分が主人公でなければしんどい(ポピュリズムを背景にしている人間は常にそれを意識している)政治家が、冷静になればおよそありえない事態に耐えられなかった。これが出馬の動機だろうと思う。要するに「自分がいちばん人気があるのに」。

鳩山元総理が、故人献金の問題を首相になるまで放っておいた無邪気さにはほとほとあきれた。同じように前原が、外国人献金など小さなことだから無視して突っ張ってもいいと考えてもいいさ。でもあんたには他にも常にブラックな噂が絶えない。

首相になったら、例によってマスコミはあんたの過去を思い切り暴きにかかるぞ。その覚悟はあるんだろうな。なんかそのあたりも他人に押しつけそうで怖いんだー。

本日の一曲はシーラ.Eの「グラマラス・ライフ」。♪お金は家賃を払うだけ~♪ってフレーズが大好き。

コメント (2)
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