事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

わたし怒ってます~阿久根PART22「解職」

2010-12-07 | 公務員

PART21「リコール」はこちら

◇竹原市長解職を問う阿久根市の住民投票

解職賛成  7,543

解職反対  7,145   

=市選管最終発表

阿久根市:竹原市長が失職 出直し市長選へ

 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(51)の解職請求(リコール)の是非を問う住民投票が5日、投開票され、解職賛成票が有効票の過半数を占め、竹原市長は失職した。

 議会を招集せずに専決処分を乱発する強引さで批判を招いた「竹原市政」に対し、市民が初めて「ノー」を突き付けた。1月中旬にも出直し市長選が実施される。だが、結果は398票差の大接戦で、竹原氏支持層も目立ち、複雑な阿久根の民意が改めて浮き彫りになった。当日有権者数は1万9756人、投票率は75.63%だった。

 竹原氏は午後11時ごろ、事務所で支持者を前に頭を下げた。記者会見では「市民がいろいろ考え、体験するよい機会」と強気の発言を繰り返した。結果について「市職員の給料を下げるなどしたことで、損害を受けた人が中心に解職の投票をしたと思う」と語った。出直し市長選については「出ます」とだけ短く述べ、サバサバした様子だった。

 出直し市長選には解職運動を主導した市民団体「市長リコール委員会」監事、西平良将氏(37)も出馬を表明している。竹原氏との一騎打ちの公算が大きく、「竹原市政」の是非が再度争われることになる。

2010年12月6日 毎日新聞

 400票弱の差をどうとらえるかは微妙なところ。カウンターで議会解散のリコールも成立しそうなので、もう何が何だか。

 竹原市政が「独裁」か「改革」かを問う住民投票、と新聞はおさまりのいいフレーズで結論づけたが、阿久根市民はもうそんなことで動いてはいまい。市長派、反市長派の激突という、しこりとか怨恨としか形容できない感情が先走っているのだと思う。

 市長を失職し、現在ただの人になっている竹原氏だが、これまでだってちゃんと復活しているのだし、今度もこのままだと可能性は高い。わたしが期待するのは、なにごとかをおそれ、あるいはなにごとかに呆れて投票しなかった1/4の選挙民の良識だ。

PART23「成長」につづく

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