2010年11月号「年末調整マニュアル2010」はこちら。
さあ、ボーナスです。支給額について、哀しいお知らせがふたつあります。
・支給月数が全国最低。
・ほぼ40才以上の職員(期限付をのぞきます)全員の給料の減額を、このボーナスにおいて実行。
……説明しましょう。
そもそも山形県の期末勤勉手当(ボーナス)の支給月数は、年間3.9月で全国第45位を誇っていました。国や他の都道府県よりも0.25月分少なかったのです。
今年、国や他の県は0.2月分ボーナスを引き下げろと勧告されました。でも山形県は他よりも最初から低いので0.15月分だけ下げればいいか、という内容。つまり、他と0.05月分、差が縮まる……と油断していたら、山形よりも下だった鳥取県はむしろ改善されて3.86→3.90月。最下位だった長野が3.80月に据え置かれました。おかげで
3.9月→3.75月
の山形県が栄えある最下位の座を勝ち取ることになったのです。
結果として、今日の支給額は期末手当1.35月、勤勉手当0.60月の合計1.95月になります。
ところが、40才以上の人は単純に計算したのでは今日の支給額にならない。なぜかというと、去年にひきつづいて現給保障されているはずなのに無理矢理減額する、というアクロバットをやっているからです。
減額幅は平均して1.3%。山形県で中高年であることは、なかなかに趣深いことではあります。
画像は「武士の家計簿」
「検算を、お願いします」
「ご名算」
などのセリフが、すべて家族がお互いを思いやることばになっているあたり、泣かせます。わたしの前にすわったおばさんは号泣してました。
PART2はこちら。