山田洋次版で、真犯人は実は……的な特集をしたけれど、百恵バージョンにはそんな脇道的楽しみ方は存在しません(笑)。
兄役の関口宏はひたすらかわいそう、三国連太郎は脂ぎっていてどうころんでもレイプ犯にみえてしまう(^o^)……しかしこの映画の目的とするものは、やはり百恵のホステス姿でしょう。ちょっとおどろくほどはまっているのである。いったい何者なんでしょう百恵って。
※倍賞千恵子よりもはるかに百恵は不気味な存在として画面に登場する。当時の観客はホントに彼女に感情移入したのだろうか。
※関口宏関係で与太話をかませば、日曜朝の日テレ「ザ・サンデー」とTBS「サンデーモーニング」の視聴率対決は完全に決着がついた。
北朝鮮がらみネタでガンガンとばした「ザ・サンデー」の勢いは消え失せ、微温的なために昔は大嫌いだった「サンデーモーニング」が圧勝。“テレビの予定調和”から完全に逸脱している張本勲は一見の価値があります。野球関係者は彼の「喝!」をどう思ってきいているのかなあ。「お前が喝だろ!」といっせいに突っこんでいるに決まっているんだけど。それも含めて、リスキーな時間としてあそこは楽しめます。
そういえばわたしも日曜は「がっちりマンデー」→「サンデーモーニング」という視聴習慣が完全に根付いてますもの。これもまた時代なんだろうか。まあ、TBSが視聴率をとれるのはこの時間帯だけになってしまったわけだが。