hiyamizu's blog

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家田荘子『熟年婚活』を読む

2023年12月01日 | 読書2

家田荘子著『熟年婚活』(角川新書K-141、2017年6月10日KADOKAWA発行)を読んだ。

 

KADOKAWAの内容紹介

密着取材! パートナーを求める中高年の恋愛・結婚、セックス最新事情

高齢化時代の到来といわれて久しいが、高齢者の人口増加に連れて増えているのが、熟年世代の婚活だ。夫や妻と死別したり、離婚した後の人生は長く、再びパートナーを探して婚活する動きが活発化している。「ひとりは寂しいから一緒に過ごしてくれる異性が欲しい」「性欲はまだまだ枯れない」という欲求から、恋愛・セックスにおいても生涯現役でいる熟年世代、高齢者が増加している。 出会いの場として、中高年向けの婚活クラブ(相談所)が人気だが、中にはトラブルになるケースも出ているほか、老人ホームでの不倫や過剰なアプローチなども顕在化している。ノンフィクション作家・家田荘子が、中高年向けの婚活ツアーや婚活クラブ、地下風俗、老人ホームなどに密着・潜入取材し、熟年世代の婚活事情、恋愛・結婚の実態を明らかにしていく。

 

第一章 老人ホームの中で、結婚・セックス相手を探す高齢者

著者は、ある養護老人ホームに1年間、毎週通って入所者から話を聞いた。

70代の妖艶な女性は夫婦入居の男性を虜にして、大騒ぎになった。彼女は言った。「まさか、この年で彼ができるなんて思わなかった。……悔いを残した生き方をしたくないのよ」

その他、お年寄りの色恋沙汰各種。


第二章 婚活ツアーで旅行しながら、結婚相手・異性の友達探し

男性45~65歳、女性40~62歳のカップル率36%という旅行と回転ずし方式お見合いをコラボした婚活ツアー。

 

第三章 婚活クラブ(相談所)の会員になり、パーティ会場で恋人探し

中高年の婚活は、出会うのに大苦労、おつき合いまで進展したら、次はしがらみ解除に大大苦労。見事クリアして結婚まで行っても、遠からず病気や介護などの問題が発生してまた苦労と、苦労の連続となる。それでも中高年の婚活が、若い人のそれをしのぐほど盛んなのは、やっぱり皆、信頼できる好きな人と一緒に歩み、後半の人生を充実させたいからなのだろう。

 

第四章 地下風俗で性欲を解消する高齢者たち   略(内容は期待したほど(誰が?)ではありませんでした)

 

第五章 中高年の恋愛・婚活・結婚はどうなっていくのか 

65歳以上の一人暮らし男性で、毎日会話している人は半分
少額でも財産があれば、兄弟や親戚が結婚に口を出す
50歳で一度も結婚経験のない男性は4人に1人

 

 

私の評価としては、★★☆☆☆(二つ星:読むの?  最大は五つ星)

 

個別ケースがズラズラ並ぶ。興味を引くために極端なケースを書いているのではと邪推?してしまう。
章ごとに分析、考察、まとめもなく、散漫な印象。

 

いやらしい興味をもって売らんかなの本に思えてしまう。私の言い訳:何かの記事で推薦していたので読んだのだが。

 

 

家田荘子(いえだ・しょうこ)

ノンフィクション作家。現在年齢非公開だが、65歳。日本大学芸術学部卒。女優など10以上の職業に就いたあと、作家。二人の黒人との結婚歴があり、2003年、「4度目の結婚」「1歳年上の実業家と入籍」と報道あり。2007年に高野山真言宗僧侶となる。(by ウィキペディア)

1985年『俺の肌に群がった女たち』でデビュー
1986年『極道の妻たち』
1991年『私を抱いてそしてキスして エイズ患者と過ごした一年の壮絶記録』で第22回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。『イエローキャブ (成田を飛び立った女たち)』

その他、多数。

 

 

 

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