雑感４９９

全国的にいじめが増加し続けています。

　宮崎も類にもれず、いじめ件数が過去１０年間で最高を記録しました。

　クラスメイトから“消えろ”“臭い汚い”“死ね”などの言葉の暴力を受けたり、実際の暴力行為やクラス全員から無視されるケースもあったようです。

　さらに小中高校での体罰が、報告されているだけでも年間６０件を超えており、殴る蹴るの暴力のすえ鼓膜が破れてしまうケースもあったとのこと。

　行政や教育現場も、この状況に対し指をくわえている訳ではなく、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの配置を強化したり、子どもの人権SOSミニレーターを配布しているほか、相談専用電話も設けています。

　しかし成果はあがっていない…

　先日、スクールソーシャルワーカーの方と話をする機会がありましたが、その時

　「情報が届かない…」

　現在スクールソーシャルワーカーは教育事務所に配置されていますが、どこが障壁になっているか、ワーカーまで情報が伝えられず、十分な動きができないことを歎かれていました。

　救済制度はありながらも、配置するだけで安堵し、形骸化していたのでは、なんの意味もありません。

　再度、実態を把握し改善策を提案していきます。