五ヶ瀬スキー場の今季営業が終了しました。
利用客は昨シーズンより100人ほど増加したようですが、採算ラインとなる4万人には大きく届かなかったとのこと・・・
このスキー場は、五ヶ瀬町が出資する第三セクターであるため、このまま状態で営業を続けると今後5年間で町からの補助金が3億5000万円にも上ることが予想されています。
第三セクター検討委員会の見解は
「今後年間集客数4万人を確保できなければ、即時撤退すべき」
と提案しているようです。
救いは、町長が撤退には否定的なことと、町民からも“五ヶ瀬の顔として営業を続けて”との声が上がっていることです。
ピーク時には10万人を超える利用者があったのですから、受け入れる能力は十分備わっています。
あとはサービスとPR、そしてアクセスの向上を図る必要があると考えます。
本県の冬は、スキーも泳ぎもできることをキャッチコピーとして売り出していたころがあります・・・
それもオーシャンドームの閉鎖にともない使えなくなり、今スキーさえもできなくなる可能性が大きくなっています・・・
県としても、スポーツランドを看板に観光客誘致を推し進めている以上、五ヶ瀬スキー場の低迷を他人事として傍観してる訳にはいきません。
多額の予算を要する事業協力は難しいにしても、PR活動を後押ししつつ、古事記編さん記念事業などの県内観光の導線を再度検討し、学びと発見、そしてグルメとスポーツを織り交ぜた観光ルートの構築に知恵を絞る時です。
私もスキー愛好家として、五ヶ瀬スキー場には是非頑張ってもらいたいし、スキー場が復活すれば、五ヶ瀬をはじめとする西臼杵の発展にも繋がります。
何より中山間地の暮らしを守るためにも、県の部局横断的なサポートができるよう執行部と再度協議をしていきます。