奇跡への絆

図師ひろき

QOLのために

2013年04月28日 22時36分52秒 | Weblog

 第41回宮崎県腎臓病患者連絡協議会定期総会に出席させていただきました。

 ゴールデンウィークの真っただ中ということもあってか、会員の方も来賓の数も例年より少なく感じました。

 現在、全国で末期腎不全状態で透析治療を受けられている方は、約30万人いらっしゃいます。

 そのうち宮崎県内には3,742人(2012年12月末)で、この宮腎協の会員になっておられる方は1590人です。

 組織率の低下は、どの患者団体や障がい者団体も同じで、医療福祉関連の団体に限らず、労働組合にしかり、青年団や老人クラブといった地域クラブの加入率は年々低下しているようです。

 その時代の流れの中、40年以上も活動を続け、50%近くの組織率を維持しているということは、十分評価できるとも言えます。

     

 日本における人工透析治療の技術は著しく進歩し、以前は10年間治療を続けられる方はほとんどおられず、移植が受けられる方もわずかでした・・・

 透析技術が進歩したとはいえ、腎臓機能のすべてを補えるものではなく、今後さらなる治療研究の推進や移植の普及、そして再生医療の研究など総合的な対策が必要です。

 今日の総会でも、透析通算10年、20年、30年の方々の表彰がありました。

 いくら技術が進歩したとはいえ、透析治療をしながらの生活を続けるには、健常者には分かることのできない厳しい水分と栄養の自己管理が求められます。

 その厳しい療養生活を負担を少しでも軽くしていくことが行政の役割です。

 総会の中で、挨拶をさせてもらいました・・・

 「・・・皆さんを取り巻く生活環境を改善するためにしなければならないことはまだまだあります。

 公共工事を増額して、景気雇用対策を充実させることも必要かもしれませんが、それ以上に医療福祉の充実が優先されるべきです。

 私は福祉を専門とする議員として、透析現場を知る議員として県政で汗を流し、国政へのパイプ役として働いていきます!」

 簡単な道のりではありませんが、結果を出せる議員になっていきます。

     

 総会会場は、宮崎市佐土原町の“さどわらくじら館”でした。

 会場の外には悠々とくじらのぼりが泳いでいました。

 

 

 


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