奇跡への絆

図師ひろき

雑感496

2013年04月14日 23時34分46秒 | Weblog
 “アニマルセラピー”といえばは犬やイルカが有名ですが、“セラピー馬”もいることをしりました。

 宮崎市清武町の“清武ホースパーク”では、馬と触れ合い心身に取り組み、不登校や小児がん、発達障がい、肢体障がいなどの子どもが触ったり、またがったりできるそうです。

 私も何度か、馬と触れ合ったことがありますが、大きな馬体には威圧を感じながらも、潤んだ瞳にはすっかり引き込まれました。

 清武のホースパークには、競馬でケガをし、レースに参加できなくなった馬を引き取っているそうです。

 ホースパークの経営者は、こう言われています。

 「競走馬として通用しないから殺処分するなんて、人間のエゴだ」

 ホースパークに来た頃は、餌を与えようとしても警戒心をむき出しにしたり、馬小屋の隅に逃げていた馬が、時間をかけてセラピー馬として手なずけられます。

 そして障がいがある子どもたちと触れ合うことによって、名前を呼べば顔を擦り寄せて応じる穏やかな馬に変わったとのこと。

 まさに傷ついた馬も、心優しい人々に囲まれ心身を癒されたのですね。

 そしてその馬が今回、豊後大野市にある馬術場で、小中学生の馬術競技や練習に使われることになり、活躍の場が開けました。

 荒んだニュースが蔓延している中、心温まる記事に出会いました。

 こんな温もりがもっと広がればいいなぁと思うこの頃です。