以前、東京出張の際には小銭が必需でした。
それは地下鉄や電車を乗り継いで移動する際の切符を購入するためです。
財布からいちいち小銭を出すのも面倒で、小銭入れを持たない私はズボンのポケットがジャラジャラでした・・・
そのジャラジャラが、ICカード乗車券が導入され一変しました。
ご存知の方も多いと思いますが、ICカード乗車券とは、事前にICカードにチャージ(入金)し、改札機の読み取り部分に触れると運賃が自動で支払われるシステムになっています。
私の場合は、一回一回領収書をとる必要があるので、改札機を通る前に券売機で切符を購入しますが、その時でもICカードが使用できるために、ポケットジャラジャラからは解放されて快適です。
このICカードは、今ではジュースなどの自動販売機やコインロッカー、キヨスクや飲食店でも使用できるところが増えており、利便性はますます向上しています。
さらに全国のJRや私鉄が発行するICカード乗車券の相互利用が始まったことから、利用頻度は飛躍的に上昇しています。
宮崎県以外は・・・
JR九州のICカード乗車券“SUGOKA”が、九州7県のうち宮崎にだけ導入されていません。
さらにさらに宮崎には自動改札機すらありません・・・
もちろん県としても、JR側に導入を求めていますが、採算が合わないことからいまだ導入の目途は立っていません・・・
利便性の向上が図られないが故に、利用者も伸びない・・・
鶏が先か、卵が先かのような状況ですが、企業側としては費用対効果が低いものにコストをかけることはないのです・・・
ICカード乗車券は、高齢者や障がい者のような交通弱者にも使いやすく優しいアイテムです。
行政が主体的に導入できるものなのか、担当部局と検討していきます。