見てください!この県産材がふんだんに使用された校舎を!
どこの学校だと思いますか?
児湯るぴなす支援学校です!
この度、第34回入学式と高等部開設式が合同で行われました。
児湯るぴなす支援学校は、西都・児湯地区の特別支援教育の中核として重要な役割を担っており、今回高等部が開設されることで、小・中・高一貫の教育が行われることになります。
近年の厳しい経済状況や雇用情勢を受けて、就労支援をはじめとする高等部を卒業してからの自立支援の取り組みも大切になってくることから、校舎だけではなく付帯施設整備も行われました。
ちょっとわかりにくいのですが、県内の支援学校では最大規模の農園や、調理実習室や作業実習棟も整備されました。
生徒や保護者の方々が、待ちに待った学校施設の整備です。
その気持ちと同じくらい、私もこの日を待ち侘びていました。
6年前に県議会議員にならせてもらい、最初に取り組んだのが、この特別支援学校高等部の設置と環境整備でした。
県内各地の支援学校を回り、老朽化していたり、個別化に対応できていない現場を視察し、学校関係者や保護者の方々からも話を聞かせていただいた内容をもとに執行部と協議を始めました。
しかし当初は
「予算が・・・」
の繰り返しでした。
それでも諦めることなく、年次計画を立て、1年でも前倒しできるよう定例議会の度に、進捗状況を確認してきました。
“6年もかかったのか!”
と言われる方もいるかもしれませんが、3割自治の本県にとっては、整備計画を棚上げにせず最大限の予算を確保していくことが重要なのです。
知事や教育長の想いも重なり、整備計画は止まることなく、晴れてこの日を迎えることができたことは感慨深いものがありました。
これからは地域の方々にこの高等部の存在と役割を十分知っていただき、ノーマライゼーションの実践拠点として活動してもらうためにも、さらなる官学一体となった取り組みが必要となります。
ここからが新たなスタートです!