
昇る半月 11/26
開高健ノンフィクション受賞の「インパラの朝」未読の残り半分強を午後8時半から11時過ぎまでかかって読了。
及川光博似?の目元涼しげな日本女子、中村安希の中東アフリカの旅。
【世界の女性の生活は大体どこも同じだった。…男性社会は、ほんのひと握りが栄華を極め、残りはひまで貧乏だった。…いくつかの夢は世界を動かし、多くの夢は破れ去った。その間も女性は忙しかった。夢を語るひまもないほど雑務に追われる一方で、夢が破れるリスクも減らして日々を淡々と生きてきたのだ】
戦争を引き起こすのはいつだって男なんだ。
サハラ砂漠のど真ん中で、アフリカ大陸のトロッコ列車の貨車の屋根で彼女が見た満天の星々。
急に流星群が見たくなり、2階のベランダに出て東側の夜空を眺めた。
空の半分しか見上げられないけど、街灯が入らず、目当てのふたご座がよく見える。
ところどころ白い雲が浮かんでいるが、空は澄み切り、オリオン座もキラキラとまたたいていた。
いきなり星が流れた。また、ひとつ流れた。
3つ見たら屋内に入ろうと、しばらく見ていて、3個目が流れた。
あと、5分。
最後に大きな星がまばゆく流れて、20分で4個見ることができた。