
洋風の窓のついた洋館屋

通りの幅が狭まったところはよりいっそうレトロ感あり。
あまりにも良いお天気で、日陰が黒つぶれしてしまい、写真は撮りづらかった。
通りを歩く人も居なくて、ちょっと殺風景。
小さく写った野球少年、もっと、手前を歩いているときに撮れば絵になったんだけど。

看板がいい雰囲気、ふつうに商店もあります。

中町の町並み

屋根付のりっぱな庵看板をあげた由緒ありげなお店は「関の戸」という御用達菓子の深川屋さん。
買えそうなものがあるかなと店内に入って、若女将さんと少し話をした。
関東と関西という言い方の分け目もここ「関宿」の東西からきてるそうだ。
ご献上のときの担い箱を模した箱入り6個500円。
甘いもの苦手の私は、小さな三層のお菓子、とっても美味しいのかどうかわからなかったけど、丈夫な菓子箱がちょうど薬入れにいいと、夫が使っている。
ここの金文字看板、よく見ると、関の戸の「の」がひらがなと漢字がある。
関宿を歩く旅人に方向がわかるようにと、江戸方面向きがひらがな、京都向きが漢字になっている。
私のような方向音痴にピッタリね。って帰宅してからパンフレットを読んでわかった。
看板もちゃんと表側と裏側を撮っていてよかった。



玄関口の飾屋根付きの元旅籠


休憩所の展望台から街道を見下ろせる。 元置屋の建物、軒下などベンガラの赤色が残っている。



飾り用の屋根瓦 家の漆喰壁に作られた漆喰の鶴と亀の彫刻

西の追分方面、親所の町並みは庭の緑も見えて、また、趣が違う。
西の出入り口は東海道と伊賀大和道の分岐点。
家の前には「ばったり」という跳ね上げ式の縁台を置いてあるところもあり、夏の夕暮れ、街道を吹き抜ける風に吹かれて、暮れ行く空の色を見上げながら夕涼みしたら気持ちがいいだろうなと。


人混み嫌いの友だち↑も、ひとけがなく静かだったのがいちばんよかったと言っていた。
私がせっせと撮っている間に、友だちがパンフを読んでいろいろ解説してくれてありがたかったです。
建物ばかりなので、kissデジN・EF-S 17-85mmISとGR-DⅡを使い、ただ、シャッター押しただけという工夫のない写真ばっかりだが、カメラよりゆったりを歩くことが楽しかった関宿。
急ぐことなく、時間を持て余すことなく、14:51の電車で帰路についた。
私にしては珍しくガイド的旅の話で、ずい分長くなってしまいました。おしまい。